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干し柿で作る「ものぐさのフルーツサンド」
このコラムは単行本『パンのトリセツ』(誠文堂新光社)を参照しつつ進めていきます! 本を持ってない方でも楽しめますし、本を持っていればなお役立つようになっています。
フルーツサンド作るのって超めんどくさくないですか?
きれいにできないとテンション下がるし、きれいに作るためには超気合を入れないといけないので、結局、コンビニとかメルヘンで買ったほうがいいやってなりがちなんですよ。
そこで、僕のようなめんどくさがりでも一瞬で作れるフルーツサンドイッチをお教えします。
フルーツサンドがめんどくさい理由をまとめると下記になります。
・新鮮なフルーツを買ってくるのがめんどくさい
・フルーツをきれいに切るのがめんどくさい
・生クリームをホイップするのがめんどくさい
・クリームとフルーツをきれいにはさむのがめんどくさい
めんどくさポイントがこんなにあるんですね。
書いていて自分が驚きました。
これらの手間を省ける面倒くさくない方法、それはオープンサンドにすることです。
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材料として、お正月なら鏡餅の脇に置くためにどこのご家庭でも転がっている(にちがいない)干し柿を使います。
食べ方がよくわからないので、けっこうあまりがちではないですか?
しかも、日持ちがするので、冷蔵庫に置いておけばいつでも使えて、めんどくさくないでしょ?
皮をむく必要がなく、適当に切るだけで使えるのも魅力。
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あとはバターとパンがあれば大丈夫。
バターは家に常備しているものだし、生クリームとちがってホイップする必要がありません。
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パンはカンパーニュが推奨。
ただ、食パンでもできます。
食パンの場合は、手で押し潰してから、ウェルダンで焼いてください。
干し柿と合わせるには、パンの味に濃度が必要なんです。
押しつぶすことで密度を高め、ウェルダン(オーブントースター1000Wで約3分。『パンのトリセツ』P57参照)で風味をしっかり出します。
ばりばり感も味わえます。
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カンパーニュは薄切り(1cm以下。『パンのトリセツ』P28参照)にして、軽くあたため(オーブントースター1000Wで約2分。『パンのトリセツ』P28参照)、ぱりっとさせてください。
わざわざ買ってくる必要はありません。
冷凍庫の底のほうで忘れ去られそうになっているパン、買ってきて日が経ったもので大丈夫。
そっちのほうが熟成感があり、柿とかえって合うかもしれません。
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パンの上に薄く削いだバターを置き(塗るのがめんどくさいのでこっちのほうが好きです)、スライスした干し柿を置けばもう完成。
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余り物で作ったとは思えないおいしさ。
正月なのでお酒(これも余りがちなはず)と合わせてはどうでしょう。
甘口の赤ワインや白なんかでも合いそうですし、日本酒なら熱燗にして甘くしてから合わせるのも一興でしょう。
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生ハムをのせるのもやばいおいしさ。
お酒がすすみます。
バターや柿をパンに並べるのもめんどくさいという方。
こたつで食べながらのせるor相手にやらせちゃうのはどうですか?
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あくまでこういうプレゼンテーションということで、めんどくさいからという真の理由はさとられないようにしましょう。
読むのがめんどくさくなってはいけないので、このへんで失礼します。