現実離れした話は疲れる
今日の写真はパスタマシンを掃除するためのしゅろのミニほうきを台所の壁の棧にフックを取り付けてぶら下げている図です。
「今が一番若い」と思っても実際はどんどん老化は進みます。
夢と希望を持ってその実現のために突き進んだ若い頃と違って夢も希望も実現して、後は余生を楽しむだけなんて非現実的な話です。
余生を楽しむと言っても社会と孤立していたり、楽しむゆとりのない食生活や住まい、人間関係や親戚付き合い、ご近所付き合いに問題があればそれを解決するまで楽しむ時間を持つことができないのです。
現実離れした考えでは、全てを放り出して自分の生きたいように生きれば良いと思うのですが、現実問題としてそうはいきません。
現実の問題解決に現実離れした考えで立ち向かうのは疲れます。
映画やテレビに現実離れをしたアクションシーンがあります。自動車の運転技術が凄すぎて自分も同じことが出来るのではないかと錯覚するのです。
ネットで流されてくる情報は現実です。その中身が正しくても正しくなくても目にすることができるのです。流されくる情報を読み解く力が必要になったのです。見なければお知らせしましたと見なかった事を責められるのです。請求書、休校、電車の運行、交通取り締まり、渋滞情報などネットで情報を提供しているのでそれを確認してください。自分が知らなかったばかりに知った人との情報格差が生じるのです。
詳しくはネットで言われても見る術がなければ見ません。
現実的に情報格差が生じているのにそれを自分で確認することができません。なぜなら知らなかった情報だと知るのは知らなかったと気づいた時点だからです。知らなければ知らないままで過ぎてしまうのが情報格差です。
その良い例がマイナンバーカードです。ポイントが最大2万ポイントもらえますが、その手続きをわかっている人には簡単ですがわかっていない人は登録を諦めたくなるのです。登録後も決められた期間に2万円の買い物をして5千円分を別の期間の請求で相殺されるJCBなど、登録する会社によって運用が違うのです。
ポイントを付与することでマイナカードの登録者は増えましたが
現実はマイナカードを取得するメリットが少ないのです。免許証の代わりになって保険証の代わりになって身分証が必要な社会でない限りマイナンバーカードは必要が無いのです。
法人にもマイナンバーカードを発行して同じように管理する仕組みでなければ税金を徴収するためのお金の流れを把握することはできません。銀行口座に海外の口座、仕入れ先、顧客、外注先、子会社などとの紐付きが必要です。
数字の上では儲かっているので仕入れを増やして利益を圧縮したら返品、返金で倒産した会社を知っています。原価を割って売ったものが翌月に返品されていたのです。原価割れした場合は粗利をゼロにしていたのです。
売り上げを増やす事ばかりしていたらえらい目に遭うのです。
現実離れをした事を現実だと思い込んでいると気づくことはありません。
なぜなら思い込みを思い込みだと気づくには事実と想像を切り離す訓練が必要だからです。
現実離れするとは想像の世界です。
口約束と言った言わない。記録がなくて記憶だけの計画。想定外の連続。
現実に生きているのに現実離れした事を考えているのです。
現実離れした事だと自覚して現実に活かしたいと思います。