危険な思想
今日の写真は、皮ごと食べられるブドウ、シャインマスカットのケーキです。
危険な思想とはその時代、その国、その政権によって異なってきます。
芥川龍之介は「常識を実行に移そうとする思想が危険思想だ」と言っています。常識とは健全な一般人が共通に持っている、又は持つべき、普通の知識、思慮分別のことですから、大多数の人が思っている事を公にする事が危険思想だとして排除されてしまうのです。
権力者はわがままを通します。一般常識としてわがままはいけない事だとわかっているのです。弱者の訴えをわがままだとしてはいけないのです。
私の考える危険思想とは極端な思想です。
敵味方に分けて敵を一掃する思想です。共産主義、社会主義、民主主義、極端な思想は危険思想として排除するようではそれが危険思想になるのです。
良いところ、悪いところと分けて良いところばかり集める思想も危険思想です。良いところばかり集めたつもりになってその中で又良いところを集めてしまい、最終的に何も残らなくなるのです。
結果を見届ける。
世の中の出来事は結果の連続です。結果とは事実です。思想とは結果の予想でしかないのです。予想は外れる場合と当たる場合があるのです。当たる予想は正しい予想です。
当たらない予想は誤った予想です。人は予想して実行して結果になるのです。予想通りの結果になるように学ぶのです。
いろんな事を学びましょう。予想通りの結果になっている事実は変えようがありません。予想通りにならない結果は結果が誤っているのではなく予想が間違っているのです。
政治は誤った予想が多いと支持率が下がるのです。正しい予想ができなくなった政治家は、事実を隠したり歪めて発表するのです。
事実を伝えましょう。事実を知りましょう。事実をみましょう。
真実は人の感情が入って変わる事があるのです。料理が美味しいと思うのは事実ではありません。真実です。美味しいと思った人の真実です。
材料から栄養価計算して調理法に則って作られた料理は給食となって人の目に触れるのです。美味しいと思うのは調理人の腕と食べる人の味覚で決まるのです。予想が献立表(材料と調理法)で、行動が調理です。そして結果が給食となるのです。
危険な思想とは栄養価と材料費と調理法だけで給食が成り立っていると思う事です。美味しくて、残す事が無く、衛生面や安全面、鮮度なども考慮しなければいけないのです。
栄養士、調理員、事務員、配送員などで学校給食を支えています。食中毒が起こる事が無いように最善の注意がなされています。その為に検食といって味見と毒味を校長先生が行うのです。学校給食の始まりはお弁当を持って来れない人にも食事を提供する事です。学校給食にはメリットとデメリットがあります。メリットばかりに目を向けてデメリットを隠していたら大変なことになります。デメリットをカバーする為にコストがかかることも考えておきましょう。
危険思想とは人命軽視や不安を煽り、財産を奪い破壊する思想です。
自己中心的な考えでそれを実現する為に反対する思想を持っている人を全否定することも危険思想だと思うのです。
説得する材料を集めて自分も納得して自分の思想を理解してもらいましょう。