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『アウトプット大全』を読んで 第2部
かなり遅くなり申し訳ございません。
樺沢紫苑 『アウトプット大全』(2018年)を読んで、感想を述べていきますー!!
▽ 目次
1,書き込むことでアウトプット
2,書き出すことは重要
3,落書きはアウトプットに良い
4,上手な文章を書くことで重要なことは?
5,速く文章を書くコツ
6,TO DOリストの重要性
7,気づきは重要
8,ぼーっとすることは重要
9,ひらめきの過程
10,引用で注意することは?
11,暗記と問題集はどっちが有効?
12, 最後に
書き込むことでアウトプット
なぜ、「書き込む」ことはアウトプットに良いのでしょうか?
学生時代は、「書き込むのではなくノートを取れ!」と教えられてきたと思います。しかし、「書き込む」ことで、「本の内容の理解が圧倒的に深まり、記憶にも残りやすくなるから」であります。
また、『「書き込み」をしながら読む』ことで、よりアウトプットに良いです。
なぜなら、「能動的な読書、攻めの読書」になるからです。
この「気づき」を大切にすることが重要です。
書き出すことは重要
「書き出す」ということはどういうことでしょうか。
それは、自分が見た映画などを「用紙」に書くことです。
これは、『脳が最も多くの情報を保持している「インプットの直後」』にすることが効果的です。
なぜなら、記憶は「時間とともにどんどん失われて、劣化して、曖昧になる」からです。
「書き出す」ことがもう1つあります。
それは、重要事項についてです。人間は「同時に3つのことしか処理できない」と言われています。人間は生活する上で、3つよりも多くの重要事項を処理します。
したがって、『すべてメモなどに「書き出す」こと』が必要です。
落書きはアウトプットに良い
「落書き」という行為は、一般的にしてはならないものだと周知されてきました。
しかし、プリマス大学の研究結果で、「落書きは記憶力を高める」ことがわかりました。
この研究結果とは、「40人の参加者に人と場所の名前を聞かせ、あとでそれを書き出してもらうという実験を行いました」。結果、「落書きをした」参加者は、しなかった人よりも29%も多く名前を書き出すことができました。
また、「記憶の法則」の1つに「感情が刺激され、記憶が強化される」というものがあります。
したがって、「落書きは決して悪いものではない」とわかります。
上手な文章を書くことで重要なことは?
アウトプットの基本は「たくさん読んで、たくさん書く」ことです。そうすれば、おのずと文章をうまく書けるようになります。
そこで、「フィードバック」が重要になります。
それは、「誰かに文章を読んでもらい、アドバイス、批判、修正点、改善点、長所、短所など、感想をもらうことで」あります。
この簡単な方法は、「SNSやブログに文章を書くことで」あります。
なぜなら、『「読まれる」という緊張感が、集中力を高め、よりよい文章を書こうとすることが最高の刺激」になるからです。
これらを心掛けていきたいですね!!
速く文章を書くコツ
「速く文章を書く」コツは「時間を決めて書くこと」です。
締め切りを決めないち集中力が上がらないからです。
もう1つあります。それは、「構成を決めてから書く」ということです。
これを行わないと、文章が滅茶苦茶になり、「文章」として成り立ちません。また、修正するところも増え、時間がかなり掛かってしまいます。
これらを実践することで、「3~4倍以上速くなります」。
TO DOリストの重要性
「TO Doリスト」というのは、1日で「もっとも重要な仕事」と言っても過言ではありません。
なぜ、そのようなことが言い切れるのでしょうか。
下記に「TO DOリスト」のメリットを書いていきます。
1つ目、「1日の仕事の流れが確認できる」です。
これは、『「成功イメージ」のイメージトレーニング』でもあります。また、「1日の仕事の設計図」でもあります。
これがなくては、重要なことを忘れたりするので、仕事のに支障をきたします。
2つ目、「集中力が途切れない」です。
1つの仕事が終わり、その後の仕事を何するか迷う必要がなくなるからです。
これにより、「高い集中力、トップスピードのまま、次の仕事にバトン」がわたります。
3つ目、「うっかりミスがゼロになる」ことです。
予定が書きこまれているので、余計な仕事や重要な仕事の時間を忘れることなく過ごすことができます。
4つ目、「仕事が効率化する」ことです。
仕事がたくさんあると、何をしたらよいのかと考えてします。
「TO DOリスト」により、「脳のワーキングメモリを有効活用」でき、「目前に仕事にすべての集中力を向ける」ことできます。
気づきは重要
みなさんは人生で必ず「これいいアイデアだ!」と思ったことがあると思います。しかし、このアイデアはすぐに忘れされてしまう。
私もこのような経験を何度かしたことがあります。
これを「アハ!体験」と呼ばれています。
この体験は、「数秒前の自分とは異なる自分に自己成長している」ということです。
「アハ!体験」をしたら、「できれば30秒以内、遅くても1分以内にメモ」を取ることが必要です。
ぼーっとすることは重要
「ぼーっとすること」は社会から「時間の無駄」だと言われがちです。
しかし、これは「デフォルトモード・ネットワーク」が活性化しているということです。
「デフォルトモード・ネットワーク」とは、「脳のスタンバイ状態」であります。『脳内で、「自分のこれからをよりよいものにしていくための準備」を整えている』状況です。
ワシントン大学の研究によると、「ぼーっと」している方が「ひらめき」が多くなることがわかりました。
したがって、暇なときは「ぼーっと」するべきだと思いました。
ひらめきの過程
「ひらめき」には4つの過程があります。
1つ目に、「準備」です。この「準備」とは、「本や資料を読む」ことや「ノートやカードに何か書き出してみる」ことです。
2つ目に、「孵化(インキュベーション)」です。これは、「徹底的に問題と格闘したら、その問題をしばらく放置する」ことです。
3つ目に、『「ひらめき」が生まれる』ことです。
4つ目に、『理論的、実践的に「検証」』することです。これが「アウトプット」です。
これらの過程を踏むことで、「真のひらめき」が誕生します。
引用で注意することは?
みなさんはブログやレポート、報告書を書くときに、様々な文献から引用することがあると思います。
そこで、「引用」する際に注意することは何なのでしょうか。
1つ目、「引用元を明記する」ことです。これは基本中の基本です。これを行わなければ、著作権法に抵触してしまいます。
2つ目、「権威を利用する」ことです。「権威」とは、「大学、機関、雑誌など」を指します。これらを「引用」することで、信憑性が上がります。
3つ目、「数字を正確に明記する」ことです。これは、「具体的な数値を原典からそのまま引用」するということに注意が必要です。「約~」や「だいたい~」というように書いてはいけません。
4つ目、「普段から引用元を集めておく」ことです。これは、「いざ書く」となっても見つからなかったり、時間が大幅にかかってしまいます。それを防ぐためにこれは必要です。
また、「引用」したい文献を探すときに役に立つツールがあります。
それは、「Google Scholar(グーグルスカラー)」や「Google ブックス」、「PubMed」です。
「Google Scholar(グーグルスカラー)」は、「学術論文、学術誌、出版物だけ」を出してくれます。
「Google ブックス」は、「書籍内の全文を対象に検索を行うことができる」ものとなっています。
「PubMed」は、「生物医学、生物化学系のすべての英語論文をデータベース化」している優れものです。
これらを駆使することで、優れたレポートや報告書、ブログを書くことができるでしょう。
暗記と問題集はどっちが有効?
みなさんは受験勉強や資格勉強をするときに「暗記」と「問題集」のどちらに力を注いでいるでしょうか。
また、どちらに力を注いだ方がいいのでしょうか。
ワシントン大学の研究で「学生に40個のスワヒリ語の単語を暗記してもらう実験を行いました」。4つのグループに分け、「記憶(=入力)」した後に「確認テスト(=出力)」というように行いました。
「記憶」では、「全問」と「ミスした問題のみ」のパターン。
「確認テスト」では、「全問」と「ミスした問題のみ」のパターン。
1週間後に、再テストを実施した結果は、『できるだけたくさんの「問題を解く」』ということが記憶において重要だとわかりました。
最後に
最後まで、読んでくれた方々に感謝を申し上げます
第3部もありますので、引き続きお願い致します!!!
(引用文献、トプ画引用)
樺沢紫苑 (2018年8月3日) 『学びを結果に変える アウトプット大全』 サンクチュアリ出版