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この時期多い、めまいのお話

春が終わり、梅雨の季節が近づくにつれて、めまいの不快な症状が増えることがあります。めまいといっても、その症状はさまざまで、歩くとふらふらしてバランスが取りにくくなることもあれば、座っていると後ろに引っ張られるような感覚になることもあります。目を閉じるとまわりがぐるぐる回る感じがすることもあります。

症状が軽い場合は、目を閉じて休むことで改善することが多いですが、重度の場合は、常に車や船に乗っているような感覚で、少しでも動くと倒れそうになり、ひどくなると吐き気や嘔吐、発汗、昏倒などの症状も現れることがあります。

また、めまいは様々な疾患で見られるため、多くの可能性を考慮する必要があります。症状が長期間続き、ふらつきや頭痛、動悸、血圧の上昇が見られる場合は、高血圧が関与している可能性があります。一方、症状が急に現れ、ふらつきや動悸、倦怠感、顔色が悪い場合は、貧血が関与している可能性があります。急性のめまい発作で吐き気や耳鳴り、聴力の低下、視界の乱れがある場合は、内耳性のめまいの可能性が高いです。めまいや頭痛が徐々に悪化し、吐き気や視界の乱れ、立っているのが難しい場合は、脳腫瘍の可能性も考えられます。


中医学的めまい

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