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対立が不調を生む 和解剤のお話

ストレスで胃腸の調子が悪くなったり、食べすぎて胃と腸の調子がおかしくなったり、カゼをこじらせて胃と腸の調子が悪くなった状態を改善させるとき、中医学では”和解”という方法を使います。その時使われるお薬を和解剤(わかいざい)といいます。「対立した者同士が和解する」の和解です。何が対立してるのかというと、臓腑間の調和や陰陽の平衡です。

この和解剤は、3タイプあって、
1)調和肝脾(ちょうわかんぴ)
2)調和脾胃(ちょうわひい)
3)和解半表半裏(わかいはんぴょうはんり)

があります。一つずつ説明していきましょう。


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