緊張の扉と、その向こう側。
この緊張をストレスととるか。ワクワクととるか。
『喉に心臓があるんじゃないか』そう思うほどにドキドキしながらバスを降りました。
大丈夫!この緊張も楽しんだもの勝ち!
楽しんだ先には、楽しい結果がまってる!!
私はそうやって生きてきたじゃないか!
そう自分に言い聞かせ、何度も会場へのMAPを確認。
実際、早くなる鼓動も浅くなる呼吸も、待ち受ける事態へ身体が準備している。
ストレスが身体に良くないわけではない。良くないと思うことが、良くないのだと講座で教えてもらったところ。
まさに、その講座。
ポジティブペアレンティング(ベーシック/アドバンス)という講座でお世話になっている講師に会える日です。
育休中、オンラインで沢山の人と知り合い、是非実際にお会いしたいと思っていましたが、まさかアメリカに住んでいる方にこんなに早く会えるとは思ってもいませんでした。これも七夕の奇跡でしょうか。
数日前に珍しく染めてしまった髪色さえも、失礼ではないかとくだらない心配をしながら、目的地に向かいます。
私に『繋がる価値』はあるのだろうか。
実は、私を緊張させているのは、単に恩師に会うからだけではありませんでした。
なんと時期や講師は違えど、同じ学びに集まった複数のメンバーに会えるという貴重な場をいただけたのです。
私以外のメンバーのほとんどが、すでにコミュニティで繋がっていて面識もある様子。
なんてことよ。これぞ俗に言うアウェイというやつですよ。
『繋がり』というのは、私が独学したポジティブ心理学にも出てきた需要な要素です。
『繋がり』がある人は幸福度も高いそう。
そういえば、これまた講座でも出てきました。
揺るがない自己肯定感を持っている人は『自分には繋がる価値があると思っている人』だったはず。
いやいや、私には何の価値もありません。学もなければ知識もない。経験もないし、情報もない。これから会う人たちにとって、私は『何も価値がない』人間のように思えました。
しかし、そんな事も言ってられない。『繋がるからそこ、価値が出るかもしれない』と、訳の分からない期待をもって、いざ会場へのエレベーターに乗り込みます。
指定されたレストランに着くと、まだ開店前。
あの人もかな?あの集まりかな?ドキドキそわそわチラチラしながら、上を見たり下を向いたり。
エレベーターが着くたびに息を呑みます。何回目かのエレベーターの音と共に、そこに講師が現れました。
zoomの画面からそのまま出てこられたような、身長も雰囲気も全てが想像通りの彼女との再会…いや、出逢い?ついつい目が潤んでしまいました。
感動に浸り切る前に、続々と集まるメンバー。
感動と緊張と慌ただしさの中、初めましてのあいさつをし損ねるという大失態をおかしました。
今日は講師を囲む会。
講師は3つのテーブルを満遍なく回ります。これは私の会ではありませんが、このご縁は講師がくれた私へのギフト!後悔するくらいなら、飛び込むしかありません。遠慮している場合じゃない。
私以外の方々は、いろんな職歴をお持ちだったり、すでに講師をされていらっしゃったり。
もうまさに。ここにいるのは『何の価値もない私』ですよ。
私に出来ることは、『今の私を話すこと。』
迷っている事。辛いこと。どんな思いを持っているのか、『ありのまま』を話すこと。
この『ありのまま』こそが、自己価値感に必要な事だったのは、今になって講座の復習をして思い出した事。
まさに、お話させていただいた皆さんは、『ありのまま』の私を受け入れて下さったのです。
『ある』を見る
帰りのバスで、また私はスマホと睨めっこしていました。今日のご縁を繋げたい。でも、お話できなかった方もいる。メッセージを送るのは失礼だろうか。。
直接お話できなかった方がいた残念な気持ちと、ご挨拶できなかった申し訳なさ。
そして、肝心な講師とツーショットの写真が撮れなかった後悔。
しかし、今日出来なかったからこそ、次回する事ことができたということです。
ご挨拶できなかった方には、再会した時に話しかけるネタがある。
ツーショットを撮りに、今度は私がコネチカットに行けばいい!
『ない』ことさえも『ある』と見る!
『あるにフォーカス』もポジティブ心理学に教わった大切な事でした。
講師との再会。新しい繋がり。
そして学びの実践。
お話する中でむくむくと膨れ上がる、私も伝える側に立ちたいという気持ち。
誰に感謝したら良いのでしょうか。
珍しく晴れた今年の七夕は、一晩では抱えきれない気付きを与えてくれました。