なるほどなぁと思ったこと
どうも。
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
お疲れ様です。
今回は公民の授業で、なるほどなぁと思ったことがあったので、noteに残しておこうと思います。
「幸福追求権について。私たちには、それぞれが自らの幸福を追求する権利がある。では、自ら死を選ぶことはどうなんだろうか?じゃ、皆さんに聞いてみようと思います。」
こうして、何人かの生徒が当てられ、それぞれが自分の答えを述べた。5人ほど当たったが、全員自ら死を選ぶのはありだと回答した。理由は、死ぬことがその人の幸福なら良いのではないか。命を決める権利はその人にあるから良いのではないか。などであった。順番的に次当たるのは私。だったが、ぎりぎり当たらなかった。もし当たっていたら、私もあり派として意見を述べただろう。
授業の一環で、自分が興味のあるテーマを探求し、レポートをつくる時間があった。私は「倫理的に自殺を考える」というテーマにした。まだ、幸福追求権について知らなかった頃。私の結論は、どちらでも良いという曖昧なものであった。「倫理的」に考えるのだから、はっきりとした答えはなくても良いと思った。死ぬことでその人が幸福になれるのなら、苦しみから逃れられるのなら、それで良いと思った。でも、そう考えるのは人それぞれであるから、死ぬことは絶対に幸福ではない、と思う人はそれでいいだろう。こんなことを書いた気がする。
公民の先生は言った。「特に若い人は、あり派に意見が集中する傾向があるんだよね。だから、あえてなし派の意見を述べます。
周りの人は、どうなんでしょうか。その人が死ぬことで、悲しむ人がいるかもしれない。それは、幸福が守られることなのか。って、なったら、幸福追求権が侵されると思いません?」
確かに。なるほど。と思った。と同時に、私は自分のことしか考えられていなかったのだなと思った。決して、自殺は悪いこととは言えない。その考えは変わらないが、深さを増したと思う。周りの人の幸福についてまで、考えが至っていなかった。自分の、その人の幸福が満たされるのなら良いと思っていた。
視野が少し、広くなった。
この問題の難易度は上がったし、むしろ永遠に答えは出ないものだと思うけれど、確かに成長できたと思う。
そんな、授業でした。