心身を休ませて見えてきたもの①

心と体をたくさん休ませて、色々なものがやっとクリアに見えてきた。
以前「うつが寛解してきたので退職します」という記事を書いたが、今回はなぜ退職を選ぶことにしたのか、その補足となる記事を書かせていただく。

まず、自分はたくさんのことをやろうとすると、どれも中途半端というか、「満足にできていない」状態になってしまうということがわかった。
結果として自己評価・自己肯定感の低下につながっていた。

以下は、フルタイム就労時と、仕事がなくなって(休職して)からの、自分の行動や内面の変化を記す。


【フルタイムで仕事をしている時】

前提:感度・感受性が高い(≒ASD的な過敏性もあり)ので、人と仕事をしているとそれだけですごく疲れてしまう。
考えなくていいことまで考えてしまうことをやめられず、必要なことにエネルギーを回せない。
その結果…

心も削られて、子どもや家族にもイライラしてしまう。
感情をコントロールできない。

疲れて子どもと遊んであげられない
→子どもも欲求不満でよく泣く。

日々の余裕がないので、自分を客観的に顧みて、反省し、成長に繋げることが難しい。

家事は苦手だし、そもそも疲れすぎて何もできない。

友達や同僚などの人間関係が苦手。
言わなくていいことを言ってしまい、友達を失ったことも

【休職してから】

入ってくる刺激ややらなければならないことを減らすことにより、一つ一つに集中でき、今まで苦手だと思っていたことができるように。

心に余裕ができたことで、自分の子を愛しい、可愛いと思うことが増え、イライラしなくなる。
娘も常に機嫌良く、いい関係・絆を形成できている。
いい循環になっている。

日々の小さなことを、丁寧に考え、自分の中の落とし所を見つけることができる。
→自分の人生を考える上で必要なことも、日常の些細なことも、自分なりによく噛み砕いて考え、心に落とし込む時間が必要だったようである。

家事は、心身の調子がよく、時間があればできることもたくさんある。(已然、苦手なこともある。)
→家事が満足にできていない申し訳なさ(夫、子に対して)のストレスが軽減。

自分を振り返る時間ができたことで、人と接する時の、自分の振る舞いにおける注意点も整理することができた。
ADHDプログラムにも参加することで、他者の意見も取り入れつつ、性格が丸く、常識的になってきたのを感じる。
無理に多くの人と関わらないことで、心穏やかに過ごせている。

日々「あ、なんか幸せ」と思える瞬間が増えた。

…パッと思いつく限りでも、これくらいの変化があった。

私にとって、フルタイムでの就労は、自分が考える以上に荷が重く、過重積載状態だったようだ。

それに気が付かず10年以上も必死で頑張り続けてしまった。

周りで専業主婦になる友達もいたが、なんとなく自分の中で「専業主婦よりも働いてる女性の方が上」というような偏見や差別感情があったり、「せっかくいい大学出て、頑張って働いてきたんだから、辞めてブランクができたら損」という損得感情で共働きを選択していた。(あと単純な金銭不安)

結局それらは自分の内的なものであり、自分を縛り付けていたのは自分だった。
偏見や損得感情は人を傷つけるだけでなく、自分をも傷つけていた。

これからは、プライドや損得よりも大切なことはなんなのか、よく考えて行動していきたい。

休職してわかったことは、シリーズにしようかと思っていたが、割と書き切った感もあるので、続きを書くかは未定。
思いついたら書きます!


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