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2024/08/08即興詩「海、ファンタジー」について/詩の旅神戸編言葉と音楽の新月祭(その2)

2024/08/04
神戸塩谷
旧グッゲンハイム邸
言葉と音楽の新月祭

ポエトリーリーディング 詩人・道山れいんさん
尺八(口琴)・ヌマバラ山ポールa.k.a石原三静
うた/三線・田辺由貴

私はオープンマイクで即興詩「海、ファンタジー」を披露。今回で3回目になる。

初披露の前橋ポエフェスでは、
前橋文学館へ向かう、広瀬川が流れる道中で
海の中で詩集/刺繍とスカート作るファンタジーの世界観の詩を考えてテキスト見ながら読む予定だった。
けど、オープンマイクでみんなの言葉の風を浴びて、急遽コンセプトはそのままでサンプリングと自分が感じた事をそのまま読む即興に挑戦する事に決めた。

ハイライトになるけど思い出す限り書いてみる。
(記憶を蘇らせて、その断片、ハイライトをリミックス)

『前橋ポエフェス編』
遠いところ 問いかける
海輝いてる
Shine death of poetry 
命を生み出す海は
同じぐらい死が同時に存在して漂っている
死の匂い 屍臭は詩集に変えよう。
本を編む船を編む
海の中で言葉のイト/糸/it /意図を紡いで
針に糸を通す。
刺繍糸でスカートを作ろう。
深い海へ潜る
孤独と神聖のブリコラージュ
龍を思い、
偽物のパセリの森で真実の愛を探し、
カミソリで大地を裂くと、
フォッサマグナの間からひまわりとピンポンマムが咲いていてるけど、義理の息子はどっかでゲームしてる。スイカが割れる音もする
ゆわーんゆよんと揺れている海で青い猫を見つけた。

今何時?
ファンタジー!

ファンタジーの中でリアルを問う
みんなに出会えて良かった


ボブ・ホールさん、蠱毒さん、ヒビキシロウさん、ひまわりさん、ぴんぽんまむさん、まうまうさんetc出演者の皆様の詩の風を浴びてできました。


『7/14大阪野田Magayura初ゲストライブ「桑井ゆた主催&リリースライブ panoramic view」編』

肌に浮かび晒された痣を削り取って海を描く
諦めとは明らかにすること。諦めの中からキラキラとラメラメを探す。
→ HIPHOP枠痣晒さん🦭は私との共通点が多く思わずこの言葉がでた。

掴んだ糸が「magayura 」大きいからこれは「メガユラ」
→会場へ愛を込めて

パノラマの世界、哀愁漂うおじさんの声が聞こえてくる。
→DJアツキンさんのさま〜ずとシティポップリミックスが最高でした。お笑いDJパフォをrespectしました。お腹抱えて笑いました。

パノラマはもちろん、桑井ゆたさんの「panoramic view」へ愛を込めて。

(偽物のパセリの森をかき分けた時の動作をしながら)海を深く潜る…これは!!ラブホと結婚式場ど、どっちだ?!?。。。アッ(プリ○ュアの)妖精さん!!今私だけしか見えないから、周りの人見えてないから静かにして?!?!?

→前橋でのパフォとの組み合わせ。
プリキュアとホテルネタはイベント転換で出演された学生芸人おかやまさんのネタのリスペクトです。

ざっとこんな感じでいよいよ神戸編

群馬大阪と続き3回目。
海の中で詩集/スカートを製作するという骨組みはそのまま、
今回は、沖縄民謡「鶴亀節」、尺八「巣鶴鈴慕」を意識して、あとは皆さんの言葉のイトを拾って編ませていただきました。

以下出演者様の言葉の「イト/糸/意図」の紹介です。記憶があるうちに。手繰りよせてノートに染み込ませる。

⬛︎オープンマイク出演者(敬称略)→キーワード

道山れいんさん→青い実、中指で混ぜる、水あそび

スラム詩の「青い実」では地球を描いていましたが、私はその青い実を絵の具にして海を描いてみました。
「水遊び」は、今回の即興と掛けて、物販スペースにあったれいんさん詩集「水あそび」を引用させていただきました。

1、ザレfrom京都→ドラえもん
ツカミの「ドラえもーん」で心掴まれました笑
あえて音無で挑むのも、不可思議wonderboyさんやスポークンワードへの思いも溢れて痺れました。

2、伊藤ELENA→男と女
全ての男性と女性へ向けたメッセージ。
ふと、自作詩「ブーバとキキ」に通じる部分があるなと思いながら浮かんだ言葉は
「身体以外は縛らないで下さい」
「魂は自由」
「全てのグラデーションの間にあるのは愛」

3 川島むーfrom大阪→祇園精舎の鐘の音
川島むーさんは大阪野田でお会いした以来だったのでお会いできて嬉しかった
宮沢賢治研究や1人芝居の活動をされていている方で
最初にまさかむーさんも口琴を演奏されてから鬼気迫る怪談パフォーマンス。
ヌマバラ山ポールさんの口琴も尺八演奏も熱くなってました。

「口琴一つで時を超えて」
「祇園精舎の音も聞こえる」

4おだかずやfrom 東京→建物(異人館/旧グッゲンハイム邸)
インプロバイザー(即興)の朗読を披露。
神戸にも縁があり、かずさんの人生が少し垣間みえました。

「建物は残り人は死んでも名は残る」

5焼き鯖from静岡→思考せよ、祇園精舎
お会いするのは今年1月の名古屋LIVE以来。
帽子を軸にしたコーデがとても素敵なおしゃれなお兄さん。
和を感じるテキスト、焼き鯖さんの脳内と心から溢れた力強いパフォーマンスが良かった。

「思考せよ、思考せよ、深層心理」

6、然from名古屋→(月の雫、新月、光)
今年は1月の名古屋、4月の東京での披露宴でお会いしてます(もはや地元の友人より会ってる説笑)
和楽器セッションとの美しいパフォーマンス。

私は、うた三線田辺さんの詩の一部「黒曜石」と合わせて読みました。

「新月の夜、黒曜石の瞳から月の雫が溢れ出す。」

優しい力強い声も素敵です。
いつかバンドayui としての姿も観てみたい。
(あといつか共通の友人である障子上ファミさんとご飯行きたいです笑)

7 三刀月ユキfrom関西(大阪以外だった様な。。自信がなくてざっくりした表記です笑)
私の次パフォーマンスだったのでキーワードは
今回のイベントテーマでかつユキさんの名前の「月」を紡ぎました。
ユキさんは元気盛りのお子さん2人を連れてパフォーマンスする姿をいつも拝見しています。ユキさんがパフォーマンス中、私が息子君をずっと抱っこしてましたが、
彼の強さ(正しくは子供の生命の強さと輝き)を感じながら観ると、家族への愛の詩がいつも以上に身体にずしっと沁みわたりました。
私も将来子供抱っこしながらでもポエトリーできたらいいな、なんて思ってしまいました。

今年は引き続き詩の即興を楽しもう。

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