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いわた書店の「一万円選書」で本を選んで貰った

北海道の砂川市にある書店、いわた書店をご存じでしょうか?
昔ながらの、いわゆる町の本屋さん。
しかし、この書店には知る人ぞ知る「あるもの」があります。

それが「一万円選書」です。
言葉の通り、一万円の予算で、その人に向いていそうな本を選んでくれる、というサービスです。

テレビで取り上げられるなど、密かに人気のサービスで、私が一万円選書を知った時は完全抽選制。申し込んで4回目の抽選となる今月、12月に当選することができましたので、その詳しい記録を紹介します。


当選から、本が届くまでの流れ

ある日、いわた書店さんから当選メールが届きました。
メールには「一万円選書」の流れが記載されており、「選書カルテ」のファイル(Word形式)が添付されています。

選書カルテとは、いわた書店の岩田さんが選書するために編み出した物で、その人のことを深く知るための設問が用意されています。

これに記入して返送すると、順番に選書をしてもらえます。
やがて、選書リストがメールで届き、問題が無ければ合計金額(本の代金+送料の実費だけです。なんと、サービス料は0円)を振り込みます。
すると選んでいただいた本が、宅急便で届くという流れです。

「選書カルテ」に記入する

選書カルテには、次のような設問があります。
・印象に残っている本BEST20を教えてください
・何歳のときの自分が好きですか?
・一番したいことはなんですか?
・あなたにとって幸福とはなんですか?

その他、選書の参考になりそうなことを訊ねる内容になっていました。

この選書カルテを実際に見て、私が思ったのは、
「本当に、本と同じことを聞かれるんだ!」
でした。岩田さんはポプラ社から一万円選書の本を出版されていて、私は、それを読んでいたので、本で紹介されていた通りだ!となったのです。この本には岩田さんの考えなどもたっぷり載っていて、おもしろかったです。

一万円選書というサービスに興味を持ったけれど、申し込むかどうか悩んでしまうな……という方がいたら、この本は参考になると思います。

選書カルテは「だいたい3ページ程で書く人が多い」とのことでした。私が書いた内容は2ページ弱のボリュームで、ちょっと短めでしたが問題はなく選書していただけました。

「選書リスト」の確認

いわた書店さんから選書リストが載ったメールが届きました。
選んでいただいた本の中に、既に持っているものがあれば、リストは内容を差し替えて貰うことが可能とのこと。

私の場合、11冊選んでいただき、その中に1冊持っている本がありました。
(ちなみに「カーテンコール!」という本です)
その旨を返信して、差し替えをお願いします。

この時、私は次のように書き添えました。
「金額も、多少の増減は気にしませんので、良い本を選んでいただけますと幸いです。」
その結果どうなったか、というと。

かわりに2冊、本が選ばれてきました。
増えたぞ!?
1冊分の差し替えだから、かわりは1冊だと思い込んでいました。まさかの。嬉しい誤算となりました。どちらも未読でしたので、ありがたく両方読ませていただくことにして代金を振り込みます。

余談ですが、いわた書店さんの口座は北洋銀行のものでした。
道民にはおなじみですが、他県の方はあまり口座を持っていないと思いますので、振込手数料がかかると思います。
私は口座があるので手数料0円。ちょっと得した気分です。

「本」が到着!

すぐに発送されて、あっという間に本が届きました。
届いた本が、上の画像です。

小鳥とリムジン
わたしは「セロ弾きのゴーシュ」
君たちのための自由論
エンド・オブ・ライフ
子は親を救うために「心の病」になる
僕が殺した人と僕を殺した人
イモータル
きみのためのバラ
やがて訪れる春のために
悲しみの秘儀
海炭市叙景
パリのすてきなおじさん

以上の12冊になります。たっぷりです。

最初にリストを受け取った時点で、知っていた本は「小鳥とリムジン」だけで、あとは見知らぬ本ばかり。選書ってすごいですね~。知らなかった本とたくさん出会えて、タイトルを見ているだけでわくわくしました。
読むのが、今から楽しみです。

具体的な日程は、こうでした

11月27日 当選メール(選書カルテつき)が到着。
12月 6日 選書カルテの返送
12月11日 選書リスト、到着
12月12日 1冊の差し替えを依頼するメール、送信
12月12日 差し替え分の選書(2冊分のタイトル)到着
12月12日 代金を振り込む
12月13日 発送の連絡(ヤマト宅急便の追跡番号つき)
12月14日 本、到着

振り返ってみると、選書カルテを送るのに10日近くかかっているんですね。結構、悩んだのだな……って思います。
選書リストが届いてからの流れ、特に差し替えから発送まで非常にスムーズで、あっという間に届いた印象です。実際、あっという間に届いてますね。

本自体はまだ読んでいませんので、この選書そのものの感想はまだ書けないのですが、岩田さんとメールでやり取りするうちに「じっくり本を通じて、自分自身と向き合いながら読み進めていきたい」と思うようになりました。
なので、じっくり時間をかけた読み方をしたい、と考えています。

この「一万円選書」次回は2025年1月1日からの受付で、しばらくの間、常時受け付けをする形が取られるそうです。
いわた書店さんのホームページ(ここから申し込めます)は、こちらです。

https://iwatasyoten.jimdosite.com/

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padom
ありがとうございます! 美味しいものを食べたり、素敵なものを見たり、楽しいことをしたり…… 心の栄養を蓄えて、よいものを書きたいと思います!