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SOS。

キミからの葉書
ポストに届いた

普通のメモ用紙
葉書大

ボクの本名
宛先として
書かれてる

差出人
キミの名前

そして
白紙

大切な話
ある時の
ボクらの
秘密ルール

自転車で
集合できる
とある秘密基地

ボクが
駆け付けたとき
たくさんの
人だかり

はしご車
救急車
パトカー

嫌な予感は
当たりたくない

どうしたのどうしたの?!

秘密基地
目の前
滑り台
縄跳びで・・・・

安い縄跳びで
良かったよ
切れてくれて
感謝だよ

生きててくれて
良かったよ

公園に
みんないて
良かったよ

ホントは
死にたくない
悩んでるだけ
どうしたいか
迷っただけ

わかるよわかる
あるある
そういうこと
あるよ

ボクらの事
心配して
泣く人は無い

ボクらの
施設の人達
呼ばれてる

病院へ搬送されてゆく
ボクらかけより
「まってるぞ」
それだけいって
手を握る

家族は無い
それでも
家族じゃないと
入れない場所

必然的に
一人ぼっち

オトナより
友達や
仲間と話したい
そんな時もある

ボクらの環境は
改善されてゆくのか

命があって
安心した

「突発的なもの」
「精神的に極限状態」
「すぐよくなる」

断片的に
オトナの話を
かき集める

よかった

すぐまた会おう
待ってるよ

キミのSOS

本当はなんだったろ?
ボクはそばにいる






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伊藤ぱこ
読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました