見出し画像

九牛の一毛。

司馬遷の言葉である
九牛の一毛とは
「とるに足らない事」

司馬遷は迫害に屈せず
真実の歴史を記し残し

正義を勇敢に叫んだゆえに
命におよぶほどの
弾圧を加えられた

それでも耐え抜いた

こう書き残してる
「たとい私が法の裁きを受け
死罪となっても九牛の一毛を
損じたぐらいのこと
螻蛄や蟻と少しも変わらない
しかも世間は節義のために
死んだ者と等し並みには
見てくれず
ただ知恵が尽き罪が重なって
どうにも逃げられず
とどのつまり死刑になったのだと
思うのでありましょう」

だれがあざ嗤おうとも
だれが謗ろうとも
断じて生きて生き抜いて
自分の信念を貫いてみせる
断固として自分の
正義を示してみせる。
自分の勝利を残してみせる。

これが司馬遷の決心。

また司馬遷は次のように
残してる

孔子は災厄の中にあって
偉大な「春秋」を作った

屈原は放逐されて
不滅の名詩「離騒」を書いた

左丘明は失明して
歴史書の「国語」を著した

孫子は奸計に遭い
無実の罪で両足を切断されて
「兵法」を編みだした

秦の宰相
呂不韋は蜀に流され
さまざまな思想や
天文や地理の学説まで
網羅する「呂氏春秋」が
後世に伝わった

思想家の韓非子は
讒言に遭い秦に囚われ
名高い「税難」「孤憤」を著した

聖賢が怒りと憤りを
発した時に作られた作品が多い

司馬遷の透徹した歴史観
歴史の法則を見通し
みずからの正道を歩み抜いた

その苦闘から
「史記」を完成させていった

「史記」を初めて英訳した
ワトソン博士が
「史記」の特徴を
ひとことでわかりやすく
表現している

「悪は悪をおこなった
人間を破滅させる。
善は親から子供へ
師から弟子へと永続する」

これは今朝の
朝学習の内容だ

朝学は本当にすごいな
行けるようになりたいな


冒険家のおじいちゃまが
小冊子を持って
朝学の書物を手に入れたぞ!
そう言いながら
駆けてきた

遠くから見て
まるで園児の
喜びの姿のようだ

冒険家のおじいちゃまは
外側はおじいちゃまだけど
実は徳の高い人
なんじゃないかと
ボクは想定している

ボクの学校では
養護の子と別のクラスに
分けていない

学校の事は
詳しく書かない事と
決まりがあるので
これ以上は書かないけど

施設から引き取られたとき
最初に入った学校の
レベルの高さに驚いてると

冒険家のおじいちゃまは
「慣れればたいしたことない」
そういった

何でもないヒトコトだが
凄いなと思う

朱に交われば朱くなる
まさしく
環境の大切さを知る
ここでは
幼い遊びをする子はいない
タブレットやパソコンを使えて
普通だった
英語で会話できる子が
たくさんいる
これも普通だ

おかげで
ボクも抵抗なく
使うことができてる
いつもいつも
冒険家のおじいちゃまは

ボクに挑戦し続けることを
諦めさせないように
導いて下さってる

ボクが悪いのに
素直に反省できる

なのに
「パコちゃんは
司馬遷みたいだなと
思ったから
今日の朝学持ってきたぞ」

恥ずかしい
司馬遷みたいだなんて
違いすぎる

反省しよう
自分の人間性が
あまりにも貧相で
恥ずかしい

ボクの拘りなど
九牛の一毛そのものだ

★上記名刺記事が自己紹介です★フォロー返しません★フォロー気軽に自由に外してください★コメント返信遅いです★コメント削除する場合あります★スマホもパソコンも保護者らに時間制限で借りるのでフォローしても読み切れません

阿呆とは
ボクの異名だ

あぁ恥ずかしい
反省の日々

ボクは炊飯器の使い方が
イマイチわかってないことに
今日気が付いた

それじゃ
またあした


いいなと思ったら応援しよう!

伊藤ぱこ
読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました