巡る季節のはなし
noteの更新ができないまま、2ヶ月近くが経とうとしている。腰が重かったわけでもなく、書く話題がなかったわけでもなく、ただ、パソコンとじっくり向き合う時間を取ることができなかったというだけのことだった。目まぐるしい季節が終わろうとしている8月末の朝方、筆を取っている。
5月の頭から借りた畑。それが全ての始まりだったような気がする。ひたすら草を抜き、種を蒔き、水をやり、芽かきをし、わき目をとる。終わることのない作業にどんどん惹かれていった。
ここで夏野菜の成果を記録に残す。
他にも、きゅうり、パプリカ、苺を植えてた。
数は少なくても無事収穫。来年はさつまいもとメロン、スイカにも挑戦してみたい。
スーパーで買うことが当たり前だった野菜。それを種から育て、自炊をするという行為がこんなにも尊いものだったなんて。
私の祖母は、農家でもないけれど、時間ができたら借りている畑に真っ直ぐ通うような人だった。そこで採れたジャガイモをサッと切って、油で揚げたポテトチップス。私が一人で泊まりに行くと、夜食に作ってくれたっけ。懐かしい。
知り合いの農家さんが「あと2ヶ月もしたら冬よ」と呟いていた。薬局にはカイロや灯油を入れるポリタンクが並び始めた。またあの冬が来る。
夏は一年分働いて、冬は一年分やすむ。
メリハリのある北海道での暮らし、私は大好きです。
今年も編み物するの楽しみだな。
最後まで読んでくれてありがとう。