うっかり アレクサ
息子は、自室でアレクサにアラームを頼んだり、最新の音楽を流してもらったり、アレクサとの生活をエンジョイしている。
ご存じの方も多いと思うが、念のために説明をさせていただくと、
アレクサとは、Amazon.comが開発したパーソナルアシスタント機能だ。
それが搭載された端末に対し音声による操作が可能で、
アレクサと会話をするかのように面倒な操作なしで頼んでおけば、
音楽、アラーム、天気、スケジュールなどを教えてもらえるのだ。
ある朝、そんなアレクサがアラームで8:00をお知らせしてくれた。
しかし、息子は熟睡。
仕方がないので、私からアレクサにアラームの再設定をお願いした。
「8:30に‥ぅならして」とまだ寝起きで頭も口も回らない中で伝えた。
それでも性能の良いアレクサならきっと認識してくれるハズ。
「8:30に設定しました」と、ハキハキとした
返事が返ってくるであろう、そう信じていた。
聞こえてきたのは、快活な声のアレクサの解説。
「 おならとは、肛門から。。。」
ええぇ。。。
”ぅならして”と、口が回っていなかったため、
アレクサは、うっかり英語なまり調に
”ゥオナラァ ケンサクシテェ” とでも受け取ってしまったのだろうか。
なかなか起きない息子も、目は閉じたままだが流石にニヤニヤ、
そして、幸せそうな笑みを浮かべて再び眠りについたのでした。
アレクサもまた、仕事をやり遂げた満足感に浸っているかの如く、
ただ静寂の中、身を休めているのでありました。