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映画 「おひとりさま族」 を観る、どこに行くのか
Prime Videoで観る
作品の内容に少し触れています、ご了承下さい
ぐだぐだの雑文です
作品の内容や感想は、良識ある方のレビューをお読みください
さすがにこの邦画タイトルは、どうなんでしょうね
専門家が戦略的に決めたのでしょうが、作品の世界観と異なっているような気がします、しっかりと地に足を着けた作品であるのに韓流コメディっぽく受け止められたら残念です
原題(英語)の 「Aloners 」のままで良かった気がします
繰り返される日常に、小さいながらもいつもと違った出来事が起こる
それを拒絶しつつも、少しずつ変化する自分に気づく
この淡々とした作り方は好きです
ワタシは村上春樹世代だから、そこに漂う閉塞感に共感してしまうのかもしれないです
そこに至る性格や人格形成のプロセス、経歴を一切排除し、
今、そこから始まり
そして少しだけ思いが動き出し、
そして、そこで終わる
その余韻を残す作り方は圧巻です
見事な脚本と役者の演技力でした
この種の作品は、もっと脚光を浴びてほしいですね
新人の子の、ひとりで食事に行けないと困惑するシーンは愛おしく、
主人公が、いくつかの出来事のあと昼食時に違和感を持ち食べれなくシーンは、見ているのが辛くなります
この演出は見事です
ワタシはいいおっさんですが、未だに人と接するのは苦手です
昼食は若い頃は上司や同僚、年齢を重ねると部下と行ってましたが、コロナ禍で個食、黙食になり、ほっとした記憶があります
接待や飲み会は苦痛意外なにものでもありません
それでも愛想良く演じ続けます、
そこで生きていくためと思い
人に合わせることは疲れますが、
逆に人に合わせられていると感じると苦痛は更に増幅します
少し息苦しくなり、病院にいくと、自律神経ウンヌンと言われ安定剤を処方されるだけです
ワタシは結局どこにも行けず、そこに佇み続けています
この主人公はどこに行くのだろう
そんなことを考えます
良い作品と出会えると、多くのことを感じ、救われます
映画っていいですね
女性の葛藤を描いた作品では、最近では「あんのこと」が良かった(先日レビュー書きました)
随分古い作品ですが、この2作はとても印象深いです、
2作とも市川準監督です
原作です
男性を描いた作品も多数ありますが、むさ苦しくなるので、またいつか書ければと思います