青空文庫で、文学の小道への扉が開いた
わたし、実を言うと、いわゆる文豪とかの作品、ちょっと苦手なんです。
申し訳ないんだけど、なんかとっつきにくいっていうか。耳慣れない言葉が多いからかなあ。
でも、読めたらかっこいいじゃないですか。
だから、難しそうだけどチャレンジしてみたいなって気持ちはあったんです。
そんな感じで機会をうかがっていたんですけど、こないだSNSで、青空文庫の文章を引用してるアカウント見つけたんですよ。
なんていうんだ、botみたいなやつ。
色んな作品の素敵な文章やセリフが、つらつら流れてくるんですよね。
わたしが見たのは、太宰治の「斜陽」のセリフでした。読んだことないんですよ。
「斜陽」も読んでないし、太宰治自体あんまり通ってこなかったんだけどさ。
でも、その引用されてた部分が気になっちゃって、図書館で本を借りてきたんです。
で、ちょっとずつ読んでるんだけど、意外と読みやすい。太宰治が読みやすいのか、ふるい仮名遣いを現代風に直してあるからなのかは、わからないんだけど。
今日の朝読んだところは、
というセリフがありました。
すげー、わたし、今まで生きてきて、そんなこと思ったことないよ。
「絹ごし」ときたら、「豆腐」一択だもんね。
やっぱ、表現力っていうのかしら。言葉の選び方がきれいだよね。治、半端ないわ。
てか、この青空文庫のまとめみたいなアカウントがいいんですよね。
紹介されてるやつ、読みたくなっちゃうもん。
この前は、室生犀星が「自分の家が一番!(要約)」っていってる詩が流れてきてました。
すげー、わかる。わたし、仕事中、ずっと早く帰りたいなって思ってるもん。
やっぱ、みんな同じようなこと考えてるんだなって思ったら、なんか親近感わきますよね。
多分なんだけど、難しめの本って、最初っから頑張って読むぞって思うと、よくわかんないなって挫折しちゃう気がするんです。
あとは、読んでみたくても、どれから読んだらいいのかわかんないとかさ。
他の人は、どうかわからないけど、わたしはそう。
だから、青空文庫のアカウントが、入り口としてすごくいいなって思ったんです。
気になる一文があったら、読んでみよっかな、ってなるかもしれないじゃないですか。
青空文庫なら、本買わなくても読めるしさ。
そっから、他の作品も読めるようになるかもしれないし。アカウント眺めてるだけでも楽しい。
ちょっとこれは、わたしの文学の小道がひらいてしまったんじゃないかしら。
文豪たちが、手を振っているのが見えますよ。
待っててねー、少しずつ読むからねー。
そんなわけで、日本文学作品が読めるようになるかもというお話でした。それでは、また。
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