バレエにも階級があるってホント?
実はバレエの世界にも、階級制度が存在します。
それぞれのバレエ団などによって、少しずつ呼び名が異なりますが、
プリンシパル:主役を踊るバレリーナ。最高位の階級。
フランスのパリオペラ座では「エトワール」と呼ばれています。
誰もが憧れるスターダンサーの地位。
ソリスト:準主役や、時に主役を踊ることもある階級。
ソロパートなど見せ場のある踊りが多い。
バレエ団によっては、「ファーストソリスト」「セカンドソリスト」などと
ソリストのなかでも階級が分かれている場合もある。
アーティスト(コールド・バレエ):群舞を踊るダンサーのこと。最下級。
その他大勢として軽視されがちではあるが、集団で一糸乱れずに踊ることは、ソロを踊るよりも難しいとされることもある。
コールド・バレエの美しさによって、バレエ団の実力が見えるともいわれる。
白鳥の湖でいうと、
プリンシパル;オデット姫
王子
ソリスト:大きな白鳥、小さな白鳥
コールドバレエ:白鳥
といったところでしょうか。
もちろん、バレリーナを目指す人は、
「最高位・プリンシパル」を目指している人がほとんどかと
思います。
でも、
どの階級、どの役が欠けても舞台は成り立ちません。
みんなで創りあげる舞台の、達成感こそが
私がバレエを大好きな理由でもあります。
バレエの舞台は、みんなで協力して創りあげる「総合芸術」
ということを忘れずにいたいものです。