人生に迷ってるなら、とりあえず図書館で働いてみない?
人生に迷うあなたに必要なのは、悩むことではありません。本当に必要なのは、徹底的な行動と新しい視点です。図書館勤務は、そのどちらもを手に入れられる、まさに悩めるあなたにピッタリの仕事なのです。
今回は、人生に迷っている人に図書館勤務をオススメする理由を、2つに分けてご紹介します。
1. 普段出会わないような情報に出会える
図書館職員は、とにかくたくさん書庫の中を歩きます。利用者から返却された本や新しく購入した本・雑誌を並べたり、他館に貸し出すための本を取りに行ったり……。普段は行かないようなエリアにも、足を伸ばすのです。
自他ともに本の虫である私が図書館に就職して感じたことは、世の中にはまだまだ知らない本がたくさんあるなということ。もうここの館の本は読み尽くしたとばかり思っていたのに、次から次へと興味の湧く本が出てきます。
これは、仕事として図書館に身を置く醍醐味です。毎日が思いがけない出会いの連続。タイトルや表紙にぐっと惹き付けられたり、思わぬところから問題の答えが見つかったり。自分って意外とこういうジャンルにも興味があったんだな、と、知らなかった一面にも気づけます。
また、新しく購入した本や雑誌を並べる前に、中身を確認する仕事があります。ページの抜けや汚れがないかを確かめるためですが、パラパラとめくっているだけでも内容は目に入ってきますよね。今まで興味を抱かなかったジャンルの本に触っていて、そこから思いもよらない情報に出会えるのも図書館勤務の楽しみです。
特に学術雑誌は質の高い情報が並んでいるため、仕事や進路に迷っている際にとても参考になります。わざわざ休日に図書館に出向いて興味のない雑誌をめくるのは億劫ですが、仕事として全ての雑誌に平等に向き合う時間は自分の知識をアップデートし、人生の選択肢を増やしてくれます。
2. 本が借り放題
これは館によると思いますが、たいていは自館の本を借りられるのではないでしょうか。もちろん蔵書検索もいいですが、自分の知らない分野だと検索用語も思いつきませんし、そもそも検索しようなんて思わないものですよね。それでは新しい出会いは望めません。
仕事を通して新しい興味を見つけ、退勤後にはその分野に徹底的に触れる。一度その分野に触れると多少は知識がつきますから、次からは関連書籍の蔵書検索ができるようになります。そこから湧いた疑問や興味を深めるために、また借りて、検索して、借りて……このループを飽きずに続けられた分野が、あなたの本当に「やりたいこと」なのではないでしょうか。
一見遠回りに見えますが、この回り道がキモ。自分の進路には関係なさそうだけど興味のある情報を集めていくと、やがてあなただけの特別な絵画に仕上がるのです。
まとめ
進路が決まらない。思いつくアイデアはすべて試した。そんなあなたに必要なのは、今までとは全く新しい視点や情報です。図書館で働くと、いとも簡単にそれらと出会えます。さらには、新しい自分とまで。
やりたいことが分からないあなた。一度、図書館で働いてみませんか?本との出会いは宝物。一生懸命仕事をこなしていくうちに、きっと隠れていた自分の使命に気づくことができますよ。
この記事が、人生に迷うあなたの選択肢になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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