
「noteを書く」カラダのしくみってどうなんだろう?
こんにちは!病気のことに興味を持ちはじめました。
みなさん、どれぐらい自分のカラダについてご存知ですか?
かくいう、私も自分のカラダの中がどうなっているかなんて、人間ドックを受けたことがないので答える自信はありません。(基本的な健康診断は受けています。)
でも安心してください!分かりやすくカラダや病気について理解できる、専門書ではない、書籍を読んだので紹介させてください。
私は仕事上、お客さまから健康上の相談をされたり、将来なり得る病気についてお客さまに説明したり、逆にこちらから身体の状態について質問したりするので、病気についてある程度理解しなければなりませんが、専門的な情報まで触れる必要はありません。病気の判断は結局のところ、医師等免許を有する方しか診断できません。
毎週、毎月のように掲載される週刊誌やビジネス誌の健康情報では薄っぺらいし、信憑性も高いとは言えない。電車内で隣の席のおじさんも読んでるかもしれないから自分だけが持っている情報とはなりにくい。
あー、もうー、専門書にすがろうか。都内にある百貨店の書店で(といいつつ、ワンフロアを歩いたり)うろうろと迷っている時、『おしゃべり病理医〜』の書籍に出会いました。
まず、表紙!ピンクで描かれた、細胞などのイラストに目を奪われました!
ポップで、カラフルな身体の器官は子どもの図鑑や生物の教科書でも見たことなんてありません。分かりやすいタイトルと相まって手にとりやすい!
つぎに、内容。「カラダの仕組み→状態→病気の状態→病名」という流れが私のような、病気に関して見識を持たない方でも分かりやすいと思います。ふだん私たちがお世話になっている医師(臨床医)と違い、病理医という立場からカラダの変化や病気の進行状態を観察してイラストとともに解説してくれています。
病理医は、大学や研究所以外の身近な一般病院にも、病理診断を行う医師として働いています。これまで、患者さんと直接対面する機会が少ないため、市民のみなさんにはあまり知られてきませんでした。そこで、当学会も『病理診断ってなあ~に』という一般向けリーフレットを作成しました。「病理診断について」の項目に提示していますので、ぜひご参照ください。その中にも説明してありますとおり、病理医の本業は『病理解剖(剖検)』、『組織診断(生検および手術材料)』、『細胞診断』です。ー日本病理学会広報委員会 (日本病理学会HPより)
本書の中に小難しい、カタカナ言葉も散りばめられていますが、そこはイラストや例えなどの言い換えで理解を手助けしてくれますよ。
また、本書はコラムが面白いです。「おしゃべり病理ノート」や「病態編集稽古」がそれにあたります。ある回では、読書をしている私たちの運動機能はどうなっているのか、イラスト付きで説明があります。目で文字を追って、それがさらに神経をとおって脳へ…と思うと、私たちは日頃大変な作業をしていると気付かされます。笑
きっと、noteを書いているときの動きも、カラダはものすごいエネルギーを使って細胞から、神経から、何から何まで動かしているんでしょうね。
『おしゃべり病理医のカラダと病気の図鑑 人体サプライチェーンの仕組み』
小倉加奈子著
CCCメディアハウス
2020年10月8日初版発行
定価:本体1600円+税
病理医について知りたい方や、がんについて知りたい方はこちら↓(私も近いうちに読みます。)