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ドコモhome5GのWi-Fi電波が弱いと感じて市販無線LANルーターを有線LAN接続した際、Wi-Fiやインターネットが安定する機器の設定(HR01とNEC Aterm WX4200D5の場合)
docomoホームルーターhome5G(HR01)を発売と同時に購入し、二年半近く使い続けています。我が家にとってはHR01のWi-Fiの出力は弱く、Wi-Fiの出力の強いルーターをLAN接続する必要がありました。しかし、実際に使ってみると、インターネット通信が安定しないのでWi-Fi接続を繋ぎ直していました。不便なので安定した接続のために、設定をあれこれ試した記録です。
ネットワークの知識は専門的でなく、基本的なことしかわかりませんが、結果としてインターネットは現在、速度も必要十分で安定しています。
今回の接続の目標
インターネットの速度はそこそこで、Wi-Fi接続を繋ぎ直しをしなくても、Wi-Fiの5Ghz帯のインターネットが安定する。ただし、我が家の諸事情によりバンドステアリング機能はONのまま。
【安定した設定】(現時点のベター)※随時更新してます。
HR01は窓付近に設置(アンテナ部分が外向きになるように)
HR01とAterm WX4200D5を有線LANで接続
HR01の設定:
WiFiはOFF
モバイルネットワーク設定 → ネットワークモード 5G/4G
APNプロファイル設定 → 新規で追加 下記リンク先を参照
※ただし、IPタイプ → IPv4 (IPv6は利用しない)Atermの設定:ブリッジモードで利用
これだけなのですが、ここまでに到達するのに遠回りをしました。下記にいくつか設定の載せていますが、今まで、「木を見て森を見ず」状態だったことに気が付きました。Atermの設定をちょこちょこつついても、そもそも通信が安定しない原因はそこではないみたいな感じです。
最近、接続する端末によっても通信の違いが出ていて、なぜだろうと思って探っていました。HR01のインターネットプロトコルの影響が一番大きいというのが現在の到達点です。HR01のデフォルトでは、「APNプロトコル」が「IPv4/IPv6」となっています。docomoの設備が徐々に改善・アップデートされるにしたがって、IPv6のアドレスの割り当てが、ある場合と、なしの場合の頻度が増えた気がします。その「あり」「なし」のタイミングで、home5Gと無線LANルーターのデータのやりとりが止まっていたようです。
よって、home5G(HR01)のIPアドレスは、IPv6のアドレスは使わず、IPv4のみの設定にしたというわけです。
ちなみに、IPv6のアドレスの割り当てがない場合は、HR01の設定画面では、
WAN IPv6アドレス: 0.0.0.0.0.0
となります。
また、接続するスマホ等の端末によって、Wi-Fi設定の細かいところを保持し続けるのか、変えるのかみたいな設定が違うのかなとも思いました。
電波の強い地域で、IPv6アドレスの割り当てが常にある。または、IPv6シングルスタックが実現すれば、このような設定も不要ではないかと推測します。
また、Aterm WX4200D5のユーザーズマニュアル
Wi-Fi通信を安定させたい|Aterm®WX4200D5 ユーザーズマニュアル
Wi-Fiの通信速度を向上させたい|Aterm®WX4200D5 ユーザーズマニュアル
このあたりの設定を、各自のインターネットの環境に合わせて、単独または複数を組み合わせて素直に試せば良いです。例えば、「11axモード→OFF」、「オートチャネルセレクト機能→使用する(拡張)」、[詳細な項目を表示]⇒ 無線暗号化強化(PMF)→OFFなど。
以下に過去に投稿した「そこそこ安定した設定」を3つ載せておきます。いずれも頻繁ではないですがインターネット接続が不安定になり、Wi-Fiをつなぎ直していました。
【そこそこ安定した設定3】過去の記事投稿時に掲載
HR01は窓付近に設置(アンテナ部分が外向きになるように)
HR01とAterm WX4200D5を有線LANで接続
HR01の設定:WiFiはOFF、モバイルネットワーク→4G固定、自動再起動→毎日
Atermの設定:ブリッジモードで利用
①「Wi-Fi(無線LAN)設定」⇒「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」
オートチャンネルセレクト→使用しない、オクタチャネル機能→使用しない、使用チャネル→固定(私はW56)
②「Wi-Fi(無線LAN)設定」⇒「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」
「オートチャンネルセレクト→使用しない、使用チャネル→固定(空いていそうなチャネルで)、「送信出力→75%」
【そこそこ安定した設定2】 過去の記事投稿時に掲載
※ルーターの設定画面で「ブリッジモードへの切り替えを推奨します」と表示されます。
HR01は窓付近に設置(アンテナ部分が外向きになるように)
HR01とAterm WX4200D5を有線LANで接続
HR01の設定:DHCPを無効、WiFiはOFF その他はデフォルトのまま
デフォルト値(参考)メニュー→設定→LAN設定→DHCPサーバー
ホストIPアドレス:192.168.128.1
ホストサブネットマスク:255.255.255.0Atermの設定:ルーターモードで利用
設定変更 メニュー→基本設定→接続先設定
IPアドレス/ネットマスク:192.168.128.2/24 ※2は255までの任意の数字
ゲートウェイ(固定アドレス):192.168.128.1
ネームサーバ(プライマリDNS):192.168.128.1
【そこそこ安定した設定1】 過去の記事投稿時に掲載
※HR01に接続するのがAterm一台でかつ個別にIPアドレスを設定しているので、二重ルーティング状態だと考えられます。
HR01は窓付近に設置(アンテナ部分が外向きになるように)
HR01とAterm WX4200D5を有線LANで接続
HR01の設定:MACアドレスフィルタリングで、Aterm WX4200D5のMACアドレスを登録、さらに予約IPアドレス:192.168.128.2 ※2は255までの任意の数字 WiFiはOFF
Atermの設定:ルーターモードで設定はデフォルトのまま
※私は、オートチャネルセレクト機能 → 使用する(拡張) に設定変更
購入当初はhome5G(HR01)を単独で利用
購入時は、docomo home5G(HR01)を単独で利用していました。HR01は、モバイル通信の5Gまたは4Gを利用しますので、家の中心付近だと電波の受信が悪くなる可能性もあるので、窓際に置くことになります。SSIDは5GHz帯と2.5GHz帯の二つがありますが、出力が弱く範囲が広くありません。必然的に、窓際から遠い場所はWi-Fiが届きにくくなります。特に、5GHz帯は届きにくいです。
ということで、Wi-Fi強度がある程度強い市販ルーターが必要となりました。ルーターはなんとなくですがNECが好きでなので、これまでもAtermシリーズを使っています。今回は、Aterm WX4200D5を選択しました。
HR01と市販ルーターAterm WX4200D5の設定の試行錯誤
HR01と市販ルーターAterm WX4200D5をLAN接続しましたが、特にスマホのインターネットが安定しませんでした。Wi-FiがON状態なのにもかかわらず、円形の矢印がグルグル回り、ダウンロードが停止・アプリが停止することががしばしばありました。スマホのWi-Fiを繋ぎなおせば大丈夫なのですが、頻度が多いとストレスとなります。
何かしらの設定を変える必要がありましたが、HR01の設定を変える、Atermの設定を変える、または両方の設定を変える、と多くのパターンがあります。それぞれ試してみました。設定変更して、数日試すという繰り返しでした。以下、私なりの試行錯誤の記録です。
【安定に対してそれほど有効ではなかったと思われる設定】
HR01はデフォルト設定のまま、Atermをデフォルトのルーターモードまたは、デフォルトのブリッジモードで利用
HR01の設定:DHCPの設定で、スマホのMACアドレスを設定することで、IPアドレスを固定(Atermはブリッジモード)
※HR01のDHCPの設定は、 LAN設定 → DHCPサーバー → 予約IPアドレス
※スマホ側もランダム化されたMACアドレスではなく、端末のMACアドレスを使用
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