話しかけられない私たち
当たり前ですが、誰かと仕事をする時はまず会話をしなければ始まりません。
タスクが発生した時、必要な作業の書き出し・分担・進捗確認・報連相、すべてにおいて直接でもメールでもチャットでも会話をする必要があります。
そこで、会話を始めるには「話しかける」という第一手が必要になります。
仕事の場合、この最初の「話しかける」は、タスクの窓口である後輩から上司へ、というパターンが多いのではないでしょうか。私もそうです。
しかしこの「話しかける」という行為、コミュニケーションが苦手な私にとって非常にしんどくてストレスです。
というか、「話しかける」がストレスなためにコミュニケーションが苦手、といっても過言で無いと思います。
ではなぜ「話しかける」がストレスなのか。
人によると思いますが、私の場合は「相手の反応を想像してしまうから」だと思います。それも悪い方の。
「それ、前にも説明したよね?」
「もうちょっと具体的に言って?」
「いや、それはメールでちょうだい」
…こういった冷たい返答。
話しかけたら、上記のような反応が返ってくるのではないか。
そう考えると、話しかける前に頭の中でなるべく適切な台本を作成しなければなりません。「話しかけ」が発生するたびに作成しなければならないので、時間がかかり、仕事のスピード感が損なわれます。
もっと言えば「話しかけなければならない状況が発生した時点」で、すでにストレスは始まっています。
タスク発生
↓
①話しかけに対する反応を想像した時点でストレス
↓
②話しかけていいのか・周りに聞き耳を立てられないか、を考えて実行に移すのもストレス
↓
③結果良くない反応だった場合、普通にストレス
おわかりいただけたでしょうか。
話しかけることに躊躇がない人は③のみで済むのに比べ、我々「話しかけられない民」は単純計算で3倍ものストレスがかかるのです。
つまり、3倍!疲れるのです!
誰か助けてください!
仕事において大切なのが人間関係、と言われるのも間違いないと思います。みんなが気を張らずに話せる相手であれば、こんなことは起こらないのですから。
せめて「今話しかけても大丈夫」というサインがあればどれほどありがたいでしょうか。
YES NO枕みたいな。
話しかけづらい上司のみなさま。今日もあなたのリアクションによって心の弱い社員の心は傷付き、じわじわと業務効率は低下していっています。
どうか、優しくしてください。あなたが思うより、私たちは何もわかっていません。10回聞いたら10回教えてください。幼稚園児くらいだと思ってください。