なぜ不調なのか

なぜ不調なのか


それは3つのバランスが崩れているから。


バランスは伝達のバランスと姿勢のバランスと心のバランスに分けられます。


①伝達のバランスの伝達とはホルモン、神経伝達を指します。それらによりホメオタシスが働いています。ホメオタシスとは日本語では恒常性と書きます。


自律神経、ホルモン、免疫反応、などなど身体には普通に生きていく為に、常にバランスが保たれる仕組み、恒常性が備わっていて、不調になると、それらが活躍して、瞬く間に快方に向かって、元通りにしてくれようとしてくれます。なので体の不調はホメオタシスの乱れからやって来ると考えられます。


守ってくれるはずの免疫反応でさえ、過剰になれば自分自身を攻撃してしまい、アトピー、リウマチなど自己免疫の病気になってしまいます。


次に②姿勢のバランス


姿勢が乱れると、身体が歪みます。それはなぜでしょう。


人間の構造は、どうなっているでしょうか。


人間には必ず骨が有ります。そしてアキレス腱に代表される腱。そして筋肉が有ります。


それらが絶妙に連携して、姿勢を保っています。斜めに立っても、片足立ちをしても姿勢は倒れないように体を支えてくれます。


その姿勢のバランスが崩れると、関節に不均衡な重さがかかります。そうすると関節は間違った硬さで、固まってしまいます。固まった関節は動きにくく、ふとした拍子にグキッと傷めてしまいます。ぎっくり腰もその一つです。慢性的に、固まると、骨が変形していきます。


なので、姿勢のバランスが崩れると関節の痛み、筋肉の痛みが出てきます。慢性になると、その痛みを出す部分が治っても、脳が痛みを覚えてしまい、悪くなくても痛い、慢性痛になってしまいます。


関節は神経受容器(いろいろな動き、痛み、圧力などを察知するところ)が数多く存在いしています。神経受容器は関節の歪みや腫れ、怪我を察知すると、痛みを耐えるバランスで、常に固めようとします。神経は脳から出て、背骨を通って身体中に繋がっています。骨格の筋肉だけでなく、内臓にもつながっていて、姿勢のバランスが崩れると、内臓の不調もで出てきてしまいます。


最後に③心のバランス


心とは何でしょう。今医学的には答えは出ていません。


心理学の世界では、何とか心の動きを捉えようと、日々研究が進められています。


ですが、湧き上がってくる感情や、どうやって脳が過去の記憶を呼び起こしているかは、解ってきています。


感情や記憶は本人を形作る上で、とても重要です。


ですが、感情や記憶は良い様に働けば素晴らしいですが、バランスを崩して反応すると、途端に身体に不調を作ってしまいます。


そして、心バランスの崩れは、本人では解らないところで起きて、進行してしまいます。


なんとなくだるい、いつもよりイライラする、集中できない、何か分からないモヤモヤ感、実は脳の深い所から来ている可能性があります。脳の深いところには原始脳と言われる部分があり、感情に関わったり、生命維持に関わったりしています。なので、原始脳はとても強力にあなたの気持ちを揺さぶってきます。


それに原始脳の特徴として、自分では考えてもいないのに、感情、ストレス、過去の記憶などから、「なんか危ない!」と急に生命維持スイッッチを入れてしまいます。穏やかな反応ならば、ホメオタシスが働き、身体を守ってくれますが、記憶は負の感情ほど、素早く反応して、呼び起こされます。ですから、「なんか危ない!」が続いたり、強い負の感情だったりすると、自分を過剰にコントロールして、だるい、動けない、痛い、怖い、恐ろしい、パニック、など自分を過剰に守るため、出なくていい状態を作ってしまいます。

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