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櫻井翔さんのラップは絶対に「お前」って言わないからすきだ

わたしはもともと、ヒップホップとかラップの類が苦手だ。 ひとつの音楽ジャンルとして確立されているし、わたしと相性が良くないだけで「かっこいいもの」「イケてるもの」であることは重々承知している。 わたしが小〜中学生だった2000年代の初頭は、今よりヒップホップの色が濃いというか、ラップの多い音楽が流行していた。歌詞のなかの「俺」と「お前」が主人公の曲。「おいしいパスタ作ったお前、家庭的な女がタイプの俺」…クラスで一番目立っていた子たちが休み時間に流していた。 わたしはその輪には

    • 呼吸しやすい場所

      「呼吸しやすい場所」をずっと探している。 就職を機に地元に戻ってもうすぐ4年が経つ。地元は嫌いじゃないけれど、たぶん呼吸しやすい場所ではない。 なぜかは上手く言えないけれど 東京に行ったとき、大阪の街を歩いたとき、ずいぶんと呼吸がしやすいと思った。地元に比べると絶対に空気は綺麗じゃないし人も多くていろんなノイズが聞こえるけれど、それでも格段に呼吸がしやすかった。 その街に住んでいるときの感覚は旅行のときと絶対に違う、ということはわかっているつもりだった。引っ越してしまって

      • 「誰かが最悪の事態になる前に、止められるんだよ。超いい仕事じゃん」

        転職して最初の1ヶ月が終わろうとしていた日。 ひとりの患者さんが「とくに運動したわけじゃないのに手足に筋肉痛があるんですよね、ここ一週間くらい」と何気なく話してくれた。まあ歳のせいかな〜、なんて軽いかんじで。 この患者さん、1ヶ月前から新しく飲みはじめた薬がある。 いや、違っていてほしいけれど、もしかして、と思い処方元の医師に電話をした。 「先生は診察が立て込んでて…折り返しでもいいですか」と受付の事務員さん。 仕方ないので患者さんには一旦お帰りいただいたが、2時間経っ

        • こっから

          見てくれてありがとうございます。 わたしが今いる人生の切り替え地点のような場所で、社会人になってからこれまでのことや今感じていることを書き留めておこうと思ってnoteを開きました。 つらかったこと、苦しかったこともできる範囲でそのまま書いていますので、読んでいて苦しくなったらどうか無理せずにページを閉じてください。 ‎𓇼⋆。˚﹏﹏𓇼𓂃⋆.˚𓂃 𓈒𓏸𖦹. あと半月あまりで仕事をやめることにした。 少し休んだら、来月から新しい仕事をはじめる。 国家試験に合格し、第一志望だっ

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        • 愛をこめて
          9本
        • 日記
          10本

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          SixTONES・松村北斗 こんなアイドルは今まで見たことがなかった

          幼少期から男女問わず何人ものアイドルを愛し、アイドルに憧れ、アイドルを追いかけ続けたわたしがついに出会ってしまったアイドル、SixTONESの松村北斗。 知れば知るほど、彼のことがわからなくなる。 3年前、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の雉真稔役で初めて彼のお芝居を見たときに「うわ、危ない」と思った。 アイドルをしているときの彼にはどこかミステリアスさや憂いといった影の部分を感じることがあり(Imitation RainやTelephoneなどの楽曲の印象が強かっ

          SixTONES・松村北斗 こんなアイドルは今まで見たことがなかった

          【1万字】SixTONES円盤『慣声の法則 in DOME』感想

          嵐発・なにわ男子経由の新規SixTONESオタク、先日初めてフルでちゃんとSixTONESのライブを観たのでその感想です。お手柔らかに… 自分の中でメンバーの呼び方が定まっていないので全員フルネーム(敬称略)で表記しています。 本編感想Overture -VOICE- 冒頭のジェシー(上)、松村北斗(下)のオクターブユニゾンから鳥肌。 ほぼアカペラの声だけなのに荘厳なフル編成オーケストラのようにものすごい音の厚みでびっくりした。やはりSixTONESの声は楽器。 稀代の

          【1万字】SixTONES円盤『慣声の法則 in DOME』感想

          恋とか愛とか

          そういう話をしようと思います。 恋愛観や結婚観なんてどんどん変わっていくものだと思うので、あくまで今のわたしが考えていることを整理して記録しておこうと思います。 わたし。27歳女性。 現在、恋人や配偶者はいない。 初めてちゃんと恋人ができたのは高校1年生のとき。雰囲気や趣味が自分と似ているところがすきだった。5年付き合った。 交際が長くなってくると家族のようになっていき、手を抜きはじめたり嫌なところが見えてくる。結婚する相手ならそんなもんかな、それでもいいか、と思っていた

          恋とか愛とか

          わたしがこの街で暮らす理由

          東京から1時間ちょっとの田舎に、わたしの生まれ育った街がある。しょっちゅう東京に遊びに行っているせいか東京に住んでいると思われることが多いのだけれど、わたしは今 地元で暮らしている。 この街で18歳までを過ごし、進学を機に引っ越してひとり暮らしをはじめ、その6年後に就職をして地元に帰ってきた。たまたま地元の支店に配属が決まったからだ。 とくべつ地元に帰ってきたかったわけではなく、なりゆきで帰ってくることになった。実家の犬と頻繁に会えるようになることはとてもうれしかった。

          わたしがこの街で暮らす理由

          うれしかったこと日記 まとめ

          Twitterに書いているうれしかったこと日記をまとめました。随時更新します。

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          1月22日 わたしを取り戻すひとり旅

          2泊3日の大阪ひとり旅が終わりました。 行きの新幹線で書いた文↓ 旅のいちばんのメインだったライブのあと、わたしはホテルに戻らずに梅田の「サウナ&スパ 大東洋」に直行した。 とくべつサウナが好きというわけではないけれど、大阪に来たらここに行きたくなってしまう。1年ほど前にわたしがサウナデビューし、その気持ちよさを知ってしまった場所だ(大阪から転勤してきた先輩にこの話をしたら「女の子が1人で行くようなとこちゃうで」と言われてしまったけれど)。 ひさしぶりにサウナに入ると、

          1月22日 わたしを取り戻すひとり旅

          初めてスピッツのライブに行った話。ここは地獄ではないと思えてよかった

          スピッツのことを、何がきっかけでいつからすきになったのか、全く思い出せない。 わたしが生まれた頃にはすでに大ヒット曲『チェリー』を生み出したバンドになっていて、実家には当たり前のようにCDがあった。 わたしは特別好んで聴いていたわけではなかったけれど、大学生のころに30周年記念のベストアルバムがリリースされて、なぜか「今これを買わないと後悔する」と思ったので買った。当時住んでいた仙台の駅前のTSUTAYAで、大事に貯めていたTポイントを全部使って買った。聴いてみたらほとんど全

          初めてスピッツのライブに行った話。ここは地獄ではないと思えてよかった

          1月16日 胃痛とひとり旅

          朝5時半に起きた。 ひとり旅に出る。今回はとびきり気楽なやつ。 ここ数日、胃痛に悩まされていた。原因はわかりきっている。ストレスだ。 職場でのトラブルがいくつも重なり、従業員が何人もわたしに相談をしてくる。話しながら泣いてしまうひともいた。はっきり言って仕舞えばわたしには関係のないことだった。でもとりあえず話を聞く。共感する。問題をまとめる。原因となっている社員にそれとなく改善してもらえるよう伝える。そんなことを何度か繰り返しているうちに、なぜかわたしの胃が痛くなってきた。

          1月16日 胃痛とひとり旅

          友野一希・世界一楽しそうなエンターテイナーが孤高のアーティストと化した日

          友野一希というフィギュアスケーターをご存知ですか。 というnoteを今年の3月に書いた。 (ありがたいことにたくさんの人に読んでいただきました) これを書いた直後の世界選手権で、友野一希は自己ベストを更新する演技で6位に入賞した。 そのときわたしは会場にいた。 演技のクライマックス、一気に加速しながらリンクを端から端まで使って踊る"コレオシークエンス"で、世界中から集まったおよそ2万人の観客が一斉に手拍子を始めた。 度肝を抜かれた。さいたまスーパーアリーナが揺れていた

          友野一希・世界一楽しそうなエンターテイナーが孤高のアーティストと化した日

          10月27日 老舗のカバン修理工房に行った話

          ドクターマーチンのサッチェルバッグが届いた。先日の仙台ひとり旅で一目惚れし、しばらく悩んだ末にオンラインショップで買ったもの。 わかってはいたけれど、ユニセックスなので男性の身長にも合うようにショルダーストラップが長い。穴を全て詰めてもかなり長いので、お直しを受けてくれそうなお店を探していた。 検索にヒットしたのは昔からある老舗のようなカバン修理工房。ベテランの職人さんが1人でやっているとのことだった。生活圏内にこんな場所があったとは。まだまだ知らないところだらけだ。 民家

          10月27日 老舗のカバン修理工房に行った話

          10月24日 なんでもない休日

          朝早く起きたものの、ぐずる犬をなだめていたら遅刻ギリギリの時間になってしまった。 おばあちゃん犬はどんどん赤ちゃんに戻っている。散歩して朝ごはんをガツガツ食べて、眠くなったのにスムーズに寝付けないのが不安らしくふにふにと繰り返し泣く。 撫でたり話しかけたり少しおやつを与えたりしても泣き止まないので、清塚信也さんの『眠るためのピアノアルバム』から「Baby, God Bless You (beautiful sleep ver.)」をかけてやるとすやすやと眠りはじめた。 急

          10月24日 なんでもない休日

          10月19日 なんでもない日

          いつもと違う場所で、かっちりした服装での出勤。ジャケットにスカート、革靴。 今日は簡単に言うとまあ、会議のようなものだった。ベテランのひとたちに囲まれて、一日中 むずかしいかおをして座っていた。わたしはいちばん歳下だった。 ずっと座っているというのは疲れる。 やっぱり、今のわたしは現場でいろんなお客さんと話しながら動き回っているほうが性に合っているなぁと思った。 いつもよりだいぶ早い退勤。クリーニングに出していた服を受け取りに行った。 古着で買ったピンクハウスのブルゾンは

          10月19日 なんでもない日