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【書評】『発信する勇気 「自分らしいコンテンツ」は最高の出会いを作る』

「XやInstagramで発信している人はすごいなぁ」
「自分もちょっとyoutubeやってみたかったり。。」
「でも発信している人はすごい才能がある人ばかりで、自分の発信に興味を持ってくれる人はいないよなぁ」

SNSの時代、毎日のように”バズった”投稿がタイムラインに流れてきては、「うまいこというなぁ」とか「自分も同じものを見たのに、なんでこんなにいい感想が出てくるんだろう」と、投稿のセンスのよさ、着眼点に驚かされるばかりですね。

私自身、本に関する発信を毎日行っており、最初は「もしバズったり炎上したらどうしよう?」なんて、いらぬ心配をしていましたが、幸い?この2年間、一度もバズりも炎上も経験しておりません笑

では、バズっていない投稿には意味がないのか、というと、それは違いますよね。

今回ご紹介する『発信する勇気 「自分らしいコンテンツ」は最高の出会いを作る』は、SNSで「見るだけ」から「発信する」側になり、「自分らしさ」を表現することで、様々な出会いや自己実現をしていくことについて書かれた本となります。

書籍の内容から、特に気になった箇所と感想をまとめましたのでぜひ、最後まで読んでみてください!

本の基本情報

著者:末吉宏臣
発刊:2024/2/22
出版社:きずな出版

本書のテーマ

本書は「発信する勇気」を持つことで、読者が思っていることを表に出し、新しい自分を発見する、新しい出会いを得ること。そして、自分が本当に望んでいる人生を実現していく未来を手に入れること、となります。

著者の末吉宏臣さんはセミナー講師、コンサルタント、ライフワーク の専門家として活動されており、企業向けのセミナー、研修などを多数実施され、その後は、本田健さん、堀江貴文さんなどの書籍編集や企画などにも携わられている方です。
noteのフォロワー数は、なんと23,000人超、となっています。(2025年1月時点)

その他の著書には「弱火でトロトロ書くように」のようなエッセイを出版されております。

発信について、深く関わられている著者なので、本書の内容もどのようなものなのか気になりますね!

どんな人におすすめか

本書は以下のような方に、特におすすめの書籍です。

  • SNSをよく見るけど、自分から発信することには抵抗がある人

  • 発信してみたいけど、何をどう発信すればいいかわからない人

  • 発信を始めたものの、継続が難しいなと感じている人

  • 自分らしい表現方法を見つけたいと思っている人


それでは次の項目から具体的な内容に入っていきます!

SNS時代の新しい格差

以前は、なにか発信をする、と言えば、芸能人やアーティスト(音楽、絵画、文章)などが行うもので、それ以外の人は、その発信を見るだけ、という時代でした。

それが現在はスマートフォンの普及もあり、SNSの時代になったことで、いわゆる一般人である、会社員でも主婦でも、また学生でも発信を行うことができますし、SNSを使うことは、当たり前、になっていますよね。

便利になった一方で、いままでは、つながることのなかった、「同世代で圧倒的に活躍している人」「専業主婦と名乗っているけどフォロワー数が何万人もいる人」「海外で優雅に暮らしている人」などなど、「どこかのすごい人」の発信が、常に目に入ってくるため、いつも自分と誰かを比較してしまう時代にもなっています。

発信を見るのは楽しいですし、知りたい情報に簡単にアクセスできるのですが、こういった比較をしてしまうと、辛い気持ちになったり、自分をみじめに感じてしまうこともありますよね。。

発信の内容はもちろんですが、いいね数、フォロワー数、再生回数のように、目に見える数字もあるので、その人のすごさをより増幅して感じてしまうこともあるかもしれませんね。

著者の末吉さんも、以前は、自分よりも先に活躍している人に対して、嫉妬してしまったり、いい感情を持てないことがあったそうです。

ですが、現在は、本書を執筆されているように、「発信」という新しいコミュニケーション方法を活用して、自分の思っていることを表現できる時代になったのだ、と説かれています。

人と比較する、自分をよく見せるための発信ではなく、「ありのままの自分」を発信していく気持ちを持つことが大切かもしれませんね。

発信することで起こる変化

実際に発信をしてみると、様々なことに気づくことができたり、変化を感じることができます。

本書の中でも「7つの素晴らしい変化」として紹介されているのですが、私が特にうなづきながら読んだ箇所は
「自分に対する理解度がどんどん深まる」という箇所と
「ふだん出会えない人とつながる」の箇所でした。

「自分に対する理解度が深まる」、という点については、毎日発信を行っていく中で、自分が何をしたいのか、いま何を感じているのか、向かい合っていくことになります。

また発信した継続して、内容を振り返っていくと、日記のように1か月前、半年前、1年前と、自分の成長を感じることもできるようになります。

もちろん、過去の発信をみて、恥ずかしくなるときもありますが笑

著者も、発信を続けることで、「本来のあなたが動き出し、何を伝えたいのか、自然と分かってきます」と書かれています。

そして、「ふだん出会えない人とつながる」という点については、私は本の紹介をさせていただく中で、幸いにも、他の発信者の方や、出版社の方、著者の方とも交流する機会をいただき、発信前では想像もできなかった、一読者が著者さんと、やりとりをしたり、献本をいただく、またXのスペースで直接お話しをする、といった機会にも恵まれています。

たまたま、運よく、という面もあるとは思いますが、継続していることで、思わぬところからつながりを得ることや、自分の欲しい未来に近づくことができていると実感をしています。

本書のタイトルのように、発信を行うことは、勇気がいることでもありますが発信からたくさんのつながりをいただけていることが、一番ありがたいことだなと感じています。

「サイレント読者」がたくさんいることを知る

いざ発信を始めてみると、それこそ芸能人などと違い、最初はだれにも認知されていないので、ほとんど反応がつくことがありません。

「今日みんなSNSはお休みの日かな?」と思うくらい、最初は反応がつかないんですよね笑

発信をはじめると、「いいね」や「フォロー」の数が気になってしまうのですが、リアクションをしてくれていなかったとしても、発信を読んでくれている人は、思ったよりも多くいるものです。

私たちも普段サービスをつかっていて、わざわざ応援のコメントを出したりしないけど、ずっと使っていて、語れるくらいスキというものもありますよね。それと全く同じだと思います。

また、Xであればインプレッションという数値で、何人の目に触れたのか、分かるようになっていますし、noteであれば、「スキ」の数とは別に「ビュー」という数値でも確認をすることができます。

人にもよるとは思いますが、実際に記事を読んでも、直接反応をくれる方は、10分の1もいないので、1000回記事が読まれても、いいねの数は数十個もいけばいいほう、最初は数個しかつかない、くらいに思っておくと、数字にこだわりすぎずに発信ができると思います。

反応がつかないことで、更新をするのがイヤになってしまったりすることもあると思いますが、SNSなどを使っているということは、逆に誰かの目には必ず触れることになるものです。

反応がなくても、あなたの発信に気持ちを寄せてくれる人がいる、と説かれています。

そのことを忘れずに、たった一人のひとでも、届けばいいなという気持ちで発信ができるといいなと感じました。

まとめ

今回は、勇気を出して発信していくことで、様々な出会い、そして自己実現する方法を学べる、『発信する勇気 「自分らしいコンテンツ」は最高の出会いを作る』をご紹介しました。

書籍内では、発信する勇気を持つ方法からはじまり、実際にどんな内容を発信すればいいのか、反応をもらいやすくなる発信の表現、など、「発信」に関する内容がたくさん詰まった一冊となっています。

発信に興味があってこれからはじめてみたい、という人も、すでに発信をしているけど、悩みがある、という方にとくにおすすめの一冊となります。

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本書は、「ツナグ図書館」の活動を通じて、著者様よりご恵贈いただきました。
この場でお礼を申し上げます。
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最後まで読んでいただきありがとうございましたmm

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