#冬はからめて:切り身で出回る冬の魚はタレをからめてふっくらジューシー
冬が旬のお魚って、大型の魚が多くて切り身で並んでいるものが多いですよね。
ブリをはじめ、タラ、サワラ、銀ダラ、メカジキなどがあります。
今回は、切り身のお魚を美味しく召し上がって頂く方法をご紹介します!
第一回 春はあげもの
第二回 夏はにる
第三回 秋はごまだれ
と言うわけで、からめます。
魚の切り身って、下拵えも何もなくすぐに焼いたり煮たりして食べられる手軽さが魅力ですよね。
でも照焼きや西京漬けなど、タレに漬け込んで焼くお料理が多く、買ってきてすぐに食べられなかったり、焼く時に焦げやすかったり、パサパサになってしまったり、難しいイメージがありませんか?
パサパサになる原因としては
①加熱し過ぎ
②元々魚が持つ水分が抜けてしまった
の2点があります。
①の単なる焼き過ぎや煮過ぎなら加熱時間を短くすればすぐに解決するのですが、②の場合も意外と多いのです。
なぜ水分が抜けてしまうかと言うと、タレに漬け込むからです。
タレには塩分や糖分が入っているので魚の身に味が染みる時に、元々魚が持っている水分(お肉で言うところの肉汁)が抜けてしまって、さらにしっかり焼いたり煮たりすることでパサパサになってしまうのですね。
だから、魚がパサパサしないための解決策として、「からめて」が登場します。
タレに漬けずにからめれば万事解決!
買ってきたばかりの切り身でも、タレをしっかりからめれば身に味が染みていなくても美味しく食べられます。身に味を染み込ませないことで、魚が本来持っている水分が失われずにふっくらジューシーに仕上がるのです。
もちろん、しっかり「味が染みた美味しさ」もあるので、その時の状況やお好みに応じて使い分ければよろしいかと存じます。
代表的なメニューとして、ブリの照焼きでご説明しますね。
では早速、作ってみましょう!
【作り方】
1、切り身の両面に分量外の塩を軽く振り、15分以上おいて余分な水分を取ります。
2、切り身の表面に滲み出た水分をキッチンペーパーで拭き取り、両面に小麦粉をまぶします。
3、フライパンに油をひいて弱めの中火に熱し、小麦粉をまぶした切り身を表側から焼き、身の下から1/3程度が白く色が変わったらひっくり返します。
4、身の厚さ全体が白く色が変わったら、余分な油をキッチンペーパーで拭き取ります。
5、醤油とみりんを入れてフライパンを軽くゆすりながら切り身の両面にからめて出来上がり。
皮を上側にして盛り付けます。
【ポイント】
・切り身をひっくり返すのは焼く時の1回とからめる時の1回、合計2回だけ。柔らかく身が崩れやすいので、なるべく触らないで下さい。
・タレの調味料を計量するのが面倒な場合は「すき焼きのたれ」を使ってもOK。照りよく甘辛味に仕上がります。
・レシピの分量だとあまり甘くないので、甘めがお好みの方はみりんを増やしたり、砂糖を少し入れると甘めになります。
・みりんの代わりにはちみつやメープルシロップを使っても美味しいです。
・ブリの切り身を選ぶ際は、上の写真の皮が黒っぽく大きいのが背側、皮が白っぽく細長いのが腹側で、腹側の方が脂が乗っています。お好みでお選び下さい。
タレを変えればアレンジ色々
作り方は照焼きと同じで、お魚を変えたり、タレを変えるだけでレパートリーが一気に増えるので切り身のお魚をたくさん召し上がってみて下さいね。
◇西京みそ焼き
西京みそ大さじ1、みりん大さじ1、醤油小さじ1を溶いたものを同様にからめます。
◇柚庵焼き
醤油大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1、柚子果汁小さじ1を入れたたれを同様にからめます。
他にも、
・マヨネーズ+ポン酢
・めんつゆ
・すし酢+醤油
など、お好みのタレを色々からめて楽しんでみて下さい!