「私は排泄物製造機だ・何の役にも立たないクズだ」と叫ぶうつ病の真意
私の妻は長年うつ病です。今はそうでもないですが、一昔前は
「私は排泄物製造機だ。何の役にも立たないクズだ」
としきりに叫んでいました。うつ病ではない私は
「自分のことをそこまで卑下する必要はないのに。。。」
と正直思っていたのですが、最近になってようやく真意が分ってきました。そのきっかけが
ニコニコ生放送
にあります。配信者が配信者自身の私生活を垂れ流す、というネットの生放送です。地上波とは違って生々しさが半端ないです。
配信者は、精神疾患や発達障害を抱えている人達が大半です。
いわゆるニートです。
そして、視聴者のコメントが赤裸々すぎます。
「お前は排泄物製造機だ！」
「ニートのくせに！」
「役立たずのクズ！」
といった罵声コメントが多すぎます。
しかしながら、妻は、
実はこれこそが世間の縮図なのだ
と訴えます。
まあねえ～。確かに、世間とは結局そういったものかもしれませんね。世間はすぐに
働かざる者食うべからず
と正義を装いますからね～。ニートに対して（叱咤激励という名目のもと）容赦ない罵声を浴びせても良い、とでも思っているんでしょうね。
その辺の親もすぐに子供に「しつけ」と称する正義を振りかざし
「働かざる者食うべからず、だから``ちゃんとした"会社に就職しなさい！」
と上から目線で怒鳴りますよね！？
「勝手に生んでおきながら、そうやって『生んでやったんだ』という態度をとるのは極めて身勝手だ。どこまでエゴなんだ？ここに「命のバトン」の真の姿が現れているぞ！？親族間の殺人事件が一番多いのも納得だ。」
と思っちゃいます。
もっと根本的に
小中高時代のイジメで引きこもりになってしまい、精神疾患を発症し、ニートになってしまった人々
に対して
「これは深刻なニート問題だ！」
と叫びがら``あーだこーだ"と世間はこねくり回しますが
「大元のイジメた人に対しては誰も何も言わない、という構図はどうかしてるぞ！」
と憤るのは私だけですかね？