かぎ針の「くさり編み」もこうすればマクラメと好相性です
皆さまこんにちは! マクラメのオーナメントづくりに燃える owarimao です。先週は「最低20個以上つくる」という目標をかかげてしまいました。
星型の試作品1号・2号は、うまくできなかったので解体。ビーズを再利用して、3 〜5号を完成させました。これから裏側にフェルトを貼ろうと思います。以前マクラメのブローチを作ったときみたいに。
フェルトを切り抜くために型紙もつくってみました。
紺色のフェルトは「ハードタイプ」というのを使ってみます。薄いけど固さのある素材です。
きっちりした型紙に載せてみると、マクラメのブサイクな点が目立ってしまいますね。
型紙を使うのはやめて、現物をまずフェルトに貼り付け、乾いてから輪郭にそって切り抜くことにします。
こういうことを一つひとつ自分で考えなくてはならないので、オリジナル作品をつくるのはなかなか手間です。
フェルトを貼ると厚みが出てリッチな感じになります。マクラメの輪郭のガタガタも目立たなくなるし、角が適度に丸くなっていい感じです。
真ん中に「目打ち」を差し込んでグリグリ。穴を開けることで、フェルトとマクラメの一体感を狙います。目打ちを買っておいてよかった。
さて次は、これを吊るすための糸ループをつけるという「口で言うのは簡単だが実際どうやるんだ問題」が立ちふさがります。
マクラメの本には紐の作り方が何種類も出ています。それらをいくつか試してみましたが、どれも今一つです。太すぎたり、すごく難しかったり、手間がかかりすぎたり。
本を見て「四つ組み」という手法にトライしましたが、難しさに音をあげてしまいました。
かぎ針で編んだら早いのに……いっそ本当にそうするか? でもかぎ針編みとマクラメでは、質感が違いすぎて合わないのでは?
試しに2号のレース針を使って、おなじみの「鎖編み」をしてみました。ただし一目編むごとに、なるべくきつく引き締めます。ふつうかぎ針編みでそんなことはしないものですが、あえて超きつく編むと、マクラメと合わせても違和感がないことがわかりました。
ああ、かぎ針編みってなんてラクなんだろう! 糸はたった1本ですむし、必要な長さを見積もらなくていいし、編むときどこかに固定する必要もないし。いちいち引き締める手間をかけても、マクラメよりはずっと早くできます。
やっぱりかぎ針は人類の大発明だ。
鎖を12cm編んで、オーナメントに取り付けます。
糸の両端を表から裏へ通し、裏側で結び合わせます。糸端はまだ切りません。
短い別糸を用意して、マクラメの「まとめ結び」の手法で根元をまとめようと思います。これは星型じゃなくて、それ以前につくった五角形のオーナメント。
別糸にまずループを作っておいてから、巻きつけていきます。糸という頼りないものに別の糸をきっちり巻くのはけっこう難しいです。
きちんと巻けたら、別糸の巻き終わりの端をループの中に入れてから、もう一方の端をひっぱります。するとループが、糸を巻いた部分の中にするすると面白いように入っていきます。
裏側ですべての糸端をカット。真ん中にビーズをつけました。このあと、窓の部分にこげ茶のフェルトも貼ってヴォリュームを出しました。
ストラップの細部を拡大。
「20個以上」が目標ですが、今のところ5個(2種類)が完成しました。まだまだがんばらないと。
というわけで次回は、こんなハウス型に挑戦します!