人とどうやって仲良くなればいいのか悩む人へ 〜ポーランド人との対話から得た教訓〜
人は誰しも、他の人との関わり方に悩んだことがあると思います。
例えば学生時代になんとなく自分とは性格とか
ノリが違いそうなタイプのクラスメートとの
関わり方に悩んだり、社会人の方はなんとなく
とっつきにくい、打ち解けられなさそうな人と
話さなければいけない場面に遭遇したり。。
今回はそうしたことで悩める全ての人への
ヒントになるかもしれない体験を紹介します。
経済がテーマの少人数授業に
ポーランドからの留学生がいました。
最初は特に接点がなかったため、
「へぇー、このクラスにポーランド人がいるんだ〜」くらいにしか思っていませんでした。
また、本当に正直なことを言うと、
ポーランドに対する知識があまりなかったため、最初はそこまで興味を持てなかったのも事実です。
しかし、ある日偶然席が隣になり、話す機会がありました。
その時の授業内容はベーシックインカム政策の
是非についてでした。
ベーシックインカムとは、簡単に説明すると
所得に関係なく政府が定期的に一律のお金を
全国民に配る政策です。
北欧などで積極的に取り入れられています。
私の意見は
「確かにベーシックインカムは良い政策だと
思うけれど、日本に取り入れるのは風土や
文化的に難しい。さらに、保守的で新しい考えを
取り入れるのに慎重なので取り入れるとしても
時間がかかると思う。」
というものでした。
それをポーランド人の友達に話したところ、
「ポーランドも保守的な国としてヨーロッパの中では有名で、新しいものを受け入れるのに時間がかかる」
と言って、私の意見に共感していたため、
非常に驚きました。
なぜなら、ヨーロッパの国々はみんな革新的で、新しい考えや政策を進んで取り入れると
思い込んでいたからです。
また、ポーランドは地理的に北欧に近いため、
既にベーシックインカムを取り入れているのではないかとすら思っていたからです。
(後日談なのですが、スウェーデン人やフランス人の友達にも聞いてみたところ、ポーランドを含む東ヨーロッパの国々は保守的な国としてヨーロッパの中では有名だと言っていました。)
それぞれの国の事情も知らずに
「ヨーロッパの国」というレッテルを貼って
一括りにしてはいけないということを
再認識した出来事でした。
地理的にも遠く離れ、文化も全く異なる国の
意外な共通点を見つけられて、
お互い親近感が湧きました。
そこから一気に仲良くなり、
日本の食文化について質問してくれたり、
逆に私がポーランドの経済や情勢について
教えてもらったりしました。
Instagramで今でもたまにやりとりをしています。
この出来事は
「一見自分と異なるように見える人でも、何か一つでも共通点を見つければ親しみを持てる」
ことを教えてくれました。
人との接し方に悩む人は、
とりあえず「共通点を探してみよう」という
心持ちで人と話すことを意識すると
良いのかもしれません。
本日もご覧頂きありがとうございました!
明日は寿司・ラーメンの次に有名な日本食は何かを投稿します!お楽しみに!
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