見出し画像

「モモ」 著者:ミヒャエル・エンデ

2021年3冊目📚
「モモ」 著者 : ミヒャエル・エンデ

この本は1974年にドイツ人のミヒャエル・エンデにより発表された、
小学校5.6年生以上を対象としたファンタジー児童文学です。

なんですけど‼️‼️

全然児童文学と思えないくらい、少し難しい描写と、
かなり深い内容になっており、子どもよりも大人に
グサッと刺さる内容になっていました😬

ファンタジーな物語から、「時間」とは何なのか?
を問う内容となっています。

子どもの時って、1年過ぎるのが長かった記憶しかありません。
小学校の6年間なんて、死ぬほど長かった🙄

それくらい「時間」がたっぷりあったわけです。

けど、大人になるにつれて1年があっという間になってくる。
本書は、ここの「落とし穴」に着目してるんですよね。

簡単なあらすじですが、、、
主人公は浮浪児モモ👩🏻
モモは、人の話を聞くのがとても上手な子です。
どんなに困っている人でもモモに相談をすると、
解決策が浮かんできたり、幸せな気持ちになれたりします。
街の人たちにとって、モモは欠かせない大切な存在になっていきました。

そんなある日。
街に「灰色の男たち」がやってきます。
平凡な日常に不満を抱えている人の心の隙間に入り込み、
人生の中でいかに時間を無駄にしているか、
を街中の人達に説きました。

そして、時間を節約して「時間貯蓄銀行」に預ければ、
利子をつけて倍にして時間を返す!
と言うのです😬
そんなのはもちろん嘘。
過ぎた時間は戻ってきませんからね。

街の人はその言葉を信じ、
1秒でも無駄にしないようセカセカと働き、
心の余裕を無くし、いつもイライラ怒るようになりました。
(なんだか、この時点で心に刺さる。。。)

そのことに気付いたモモは、街の人や友達を救おうと
「時間」を司るマイスター・ホラのもとを訪れ、
貯蔵庫から時間を解放しようと奮闘するのですが。。。😬

と、ここまでにしておきましょう🤣
この後は読んだ人にしか分からない🤣☝️

もし、気になったらYouTubeで
オリラジの中田敦彦さんが解説してて、
めっちゃ分かりやすいので是非見てね🤣

エンデは、本書の中で
『時間とは「生きるというと」そのもの』
と述べています。

時間を削るということは、「生きる」こと、
つまり、命を削っていることになる。

だとしたら?

嫌なこと、やりたくないことで時間(命)を削る。
本当にそれでいいの?
時間だけじゃなくて、もっと大切なことも
削ってしまってるんじゃない?

っていうことを、
エンデはこの物語から私たちに伝えたいことだったのかなぁと
読了して思いました。

「効率」「時短」「コスパ」など求められる時代になりました。
けれど、それを意識し過ぎて「大切なこと」を見失ってしまっては、
元も子もないなぁと私は思います。

時間に追われてしまってる今、
大切なことを見失わないよう生活していこうと
この本から学ぶことができました。

この本をくださった、りかさん。
本当にありがとうございました✨
今、このタイミングで出会えて良かったです📕😌

#モモ
#ミヒャエルエンデ
#児童文学
#ファンタジー小説
#時間とは何か
#時間の使い方は自分次第
#読書記録
#読書感想文
#アウトプット
#読書好きな人と繋がりたい

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集