王神愁位伝 第1章【太陽のコウモリ】 第8話
第8話 部長VS隊長ーー前回ーー
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”じーーーーーーーーー・・・。”
幸十が太陽城に来て、1か月経っていた。
”じーーーーーーーーー・・・。”
幸十は、身体の状態も少しずつ回復してきていた。
長年刻み込まれた傷跡は、薬を塗って消えるものでは無かったが、体調の方は良好であった。
また、周囲のことも少しずつ分かって来ていた。
幸十がいるこの部屋は、太陽城の医療室であること。
医療室は、太陽城の研究部医療班の管轄であった。医療班の班長は、メリー。
他に医者も数人