森下典子著「いとしいたべもの」「こいしいたべもの」を読んで
「日日是好日」を読んで、季節を大切に生きる著者に惹かれてこの食べ物に関するエッセイを購入。「いとしいたべもの」の続編が「こいしいたべもの」である。部屋でゆっくり、お茶を飲みながら味わいたくなる話だった。
テーマのほとんどは身近な、一度は食べたことのある料理やお菓子、食材。それでも食べたことのない有名店の和菓子や、久しく食べていないメーカー品は思わず食べたくなって検索したり、実際に買ったりした。
水ようかんにカレーパン、おこわ、鳩サブレーに芋きんが特に食べたくなったけど、次に読んだ時にはきっと、その時の気分で別のものがおいしそうに見えてくるんだろうなぁ。
著者が描いたイラストもかわいくてほっこりする。
食に対するこだわり、あっていい。それで笑顔で食べられたら幸せだもん。
世の中にはおいしいものがたくさんあって、一生ですべては無理だろうけど、できるだけ元気なうちに食べたいものをおいしく食べたいと思った。
おいしい記憶が幸せな記憶として、ずっと思い出に残りますように。
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