「技能実習生」制度の闇 岡部文吾氏の戦いに学ぶ
▼実質的な「移民」政策の第一歩である入管法改正に関連して、筆者がこのひと月で読んだ論説の中で最も感動したものを紹介しておきたい。
それは「月刊日本」2018年12月に載った「時給180円で毎日18時間労働」というタイトルの岡部文吾氏へのインタビューである。(聞き手・構成 杉原悠人)
▼まず、このインタビューは同誌の「奴隷扱いされる外国人労働者」という特集の一環である。編集部の前文にはこうある。
〈「日本は単一民族国家だから、移民を受け入れるべきでない」との主張が一部にあ