黒影(黒田 勲)さんからのhappy White day♪🖤🩵🤍
「何だ、僕もか?」
『そうだよ、当たり前じゃないか主人公なんだ』←※創世神用『』
「そうですか。……happy White day」
『何、終わらせようとしているんだ。もっと他は男主人公ならきゃーきゃー言われるような事、嘘でも何でも言うものだろう?』
「嫌です。嘘。……其れに僕、妻子持ちなのに、きゃーきゃーは無いですね、冷静に考えて。詰まりですよ、チョコレートの販売促進に乗せられた挙句に、次いで乗っかろうなんてした企画になんかに此の僕が踊らされるとでも思っているんですか?其れこそ、ミステリー探偵の恥です。今後の説得力が無くなります。よって却下」
『はぁ?もう少しは読者様サービスたるものをなぁ〜…。仕方あるまい…此れで如何だ!』
「何ですか?甘い物は其処迄欲しい気分じゃないですが……」
『V.S.O.P入りだ』
「えっ……」
『ほらな。ウィスキー🥃好きとあらば、一度は食べてみたい。黒影ならそう思う。僕は確信を持って買って来たのだよ。絶品であったぞ〜、黒影。せめてほら、何時もの感謝とかあるだろう?』
「…………」
「………………。感謝……は、勿論……有りますけど……」
『ほらなっ!では、普段言わない感謝をきちんと述べてもらいましょう!』(筆をマイク代わりに差し出す)
(黒影、筆を無意識に取ってマイク代わりにしてしまう)
「そうだなぁ〜…。あっ、あー(ついやってしまうマイクテスト)何時も共に歩んでくれて有難う御座います。どのくらいかな。ついさっきとか……彼此の人もいるのかな。最新作で会えた人……嬉しかった。ずっと、見えなくて……会えないと思っていたから。僕も夢の中の様な人生を歩んでる。きっと、君が読んでいる時、夢の様な時間にいる様に。……僕は、この頃……時間の大切さを感じてる。君と歩む時間は、僕一人でも君だけでも成立しない。当たり前じゃないんだ。例え、創世神の言う「永遠」を創れたとしても。だから、大切にしたいと思った。その瞬間一瞬に感じた物を、この人生に刻んで行けたら良いなと……思っています。妻子持ちのこんな僕から言われても嬉しくないかも知れないけど……happy White day。……素敵な時間を、これからも刻んで行ける様に……」
『堅苦しいなぁ〜、黒影は。もっとhappy感がだなぁ〜……』
「良いから!そのケーキ早く寄越せ!」
『ちょっ、お前……寄越せは創世神に向かって無いだ……あーーっ!!』
(毎度恒例、どんがらがっしゃん)
「約束は約束ですから。僕はこのケーキをゆっくり此れから嗜みますので。失敬!」
そして、漆黒の影は再び姿を消したのだ。
その帽子を照れ隠しに深々と下げ、軈て優しき口元だけが覗くであろう。