気軽に買えなくてもいいもの

　「まさかこんなものまで気軽に？」知らぬ間に目を疑うような商品が、続々と売られ始めている。個人的にはED薬が処方箋ナシでという方向にシフトしつつあるのも、かなり気になります。


　えっ何でという思いの方が強い。若年性EDで悩んでいるご夫婦が、子供欲しくて使用するとかなら病院できちんと処方してもらえる。そういう人にいきわたるのならいい薬かもしれない。


　どんな目的で使うか話せない人には、安易にそういうものは処方すべきでないと思う。医師の診察で処方が本当に必要なら出してもらえるでしょう。医師が「この薬を使って誰とそういう事するのか？その相手とはどういうご関係？」と踏み込んだ質問をする時期かと。そういう事をきちんと確認するのも、問診の重要な要素では。いちいちそんなことまで聞かなくてはいけなくなっているくらい、もはや事態は深刻です。


　
　望まぬ妊娠を防ぐ手立てとして、バイアグラの処方を抑えるというのは有効になりえるかもしれないのに、逆を行ってどうするんだろう。本当に理解できない。若者の性教育だけではない。中高年の性教育も、もう一度しなくてはいけないと思います。性生活の充実もいいけど、他人に迷惑をかけないのが大前提でしょうに。それと簡単にバイアグラを売りさばいて、お金稼ぐ医師も見ように寄っちゃ同罪。共犯のように見えなくもないです。そういう風に思われたくないなら、患者をしっかり見て、「この人は危なっかしい。処方箋出せません」そういう決断もして欲しい。


　子供が出来て逃げ出した男の人の中にも、「多分その後女性が中絶したでしょ。知らない」くらいの気持ちで遊んでいる人も世の中にはいます。私は一時期子供にまつわる関係の仕事していたので色々見て来ました。その後出産した女性も知ってます。職場にそういう方が相談に来られていて、対応する側も非常に難しい。相手は妊婦さんで、言葉も慎重に選ばなくてはいけない。子供を育てられる環境ではない場合、どう伝えたら相手の心にすっと入っていくのか。直接深く関わり合いはなかったけど、この親子がこれからどんな人生を歩むか。重苦しい気持ちになりました。本当は逃げるのではなくて、男性と女性の２人で真剣に話し合う事なのになぁ。忸怩たるおもいです。


　本音でいうと子供を諦めるという選択肢を選んだ方が、その後苦労しなくて済む。決して逃げた男性の擁護をしてるわけではないんです。若い女性のその後の人生を考えた時、親になるにはあまりに早い。年齢的に言うとそれなりに重ねていても、精神的には幼過ぎた。女性というよりまだ女の子。まだお洒落もしたいし、遊びたい。そんな印象も否めない人もいる。たった１人で子供を産み育て親になるのは過酷です。2人親でもいっぱいいっぱいなのに、自分にすべての責任がのしかかってくる重圧に耐えられるでしょうか？


　一度歯車が狂ってずっと父親違いの子供を出産し続てる女性も、この世には存在してます。やり直しがきかなくなる前に、危ない遊びからは一刻も早く逃げ出して！遊んでる男性も年取ってから、隠し子の存在が表面化する可能性は高いかと。知る権利というのは近年非常に重視されていますし・・・。知らぬ存ぜぬは、いくらなんでも通らない。


　話は変わりますがsnsで「パパ活でこんな稼いだ」と万札をひらひらさせる動画を流し、dmでコンタクトをとって来た若い女の子をパパ活市場に売り飛ばす。そんな恐ろしい事をやっている人も存在するとか。背筋がぞっとする話。



　こんな事は、堅気の人間のする事じゃない。売春あっせんにあたるんじゃないか。裏で誰が操っているのか分からないけれど、そんな儲け話はありません。世の中にはあまりに危険がいっぱい。もうちょっと守る方に行ってほしい。やはり一定の規制は必要ではないですか。


　追記　結局性の解放を叫んでる人たちって、本人もずっと遊びたい人が多い印象。そういうのに上手く乗っかって、お金稼ぐ人たちも多くて悲しい。倫理観や道徳観って人が生きていくために最も必要なことじゃないかな。



　






　

 


　


　


　





　


　最近の風潮に違和感を感じます。