子どもが幸せになる中学受験とは?
今日は、このブログのコンセプトである
\子どもが幸せになる中学受験/について、考えていきたいと思います。
まず、最初に、「人が幸せを感じる瞬間」には、どのようなものがあるでしょうか?
・美味しいものを食べている時
・高級ホテルで素敵な気分を味わっている時
・大好きな人とデートしている時
・温泉に入ってのんびりしている時…など、
人が幸せを感じる瞬間とは、人それぞれ違うので、いろんな答えがあるだろうと思いますが、ハーバード大学で行われたある研究で、「人が幸せになるための条件」について、一つの結論が出されました。
■ハーバード大学の「成人発達研究」
ハーバード大学では、1938年より成人発達研究の調査として、ハーバード大学卒の男性(268名)とボストン育ちの貧しい男性(456名)、724名に対して、80年以上もの間(現在も継続中)追跡調査を行いました。
彼らに対して、何千もの質問をし、何百もの測定を行って、人間が本当に健康で幸せでいられる理由を研究し続けました。その結果…
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのは、いい人間関係である」
と結論づけました。
この研究結果を、あなたはどう思いましたか?私は「やっぱりね…」と思いました。なぜなら、16年以上心理カウンセリングの現場で、クライアント様の悩みを聞いてきた経験からも、「ほとんどの悩みは人間関係の悩みで、みんな、いい人間関係が築けることを願っている」からです。
■子どもが幸せになる中学受験とは?
うちの娘は、友達に会うために学校に行っているような子で、「娘の幸福のためには、いい友人に恵まれることが大切」だと、私も考えていました。そのため、彼女が幸せな人間関係を築くためには、どのような環境がベストなのか?を考えていた時に、「中学受験」という選択が浮かんできたのです。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、似た者同士が友達になったり、恋人になったり、結婚します。私たちが、どのような人に出会い、どのような関係を築くのか?は、現在の「自分の状態」が関係しています。なぜなら、現在の自分の状態と似た人と出会うと、お互いの気持ちや考え方に共感し、意気投合し仲良くなるからです。
※「自分の状態」とは、ビリーフ(信念・価値観)やセルフイメージ、過去の経験、行動・認知パターンなどの複数の要素で構成されているものです。
そして、わが子の状態と似たような人がいる環境はどこにあるのか?を考えてみると、家庭の教育観や親の子どもへの関心、子どもの育ち・傾向などが似てくる中学受験校が候補にあがってきたのです。
中学受験というと、子どもに無理やり難しい勉強をさせる【教育虐待】のようなもの、というイメージが広がっている気がしますが、すべての中学受験生が、無理やり勉強させられているわけではない、と思います。
実際に我が家では、受験勉強を通じて、難しい問題を解くことを「パズル」のように楽しんでいますし、趣味のように夢中になって勉強に取り組むことに、充実感や達成感を感じながら、受験勉強を楽しんでいます。
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娘と同じように、学ぶことに積極的で、
勉強に意欲的な友人に出会うことができる。
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そのために、我が家では、中学受験をしよう!と決めました。
■子どもの幸せを願って親がでできること
親は、子どもの笑顔が見たくて、料理を作ったり、世話を焼いたり、一緒に遊んだりしますが、先ほどのハーバード大学の研究結果からも分かる通り、幸せに一番重要な条件は、「いい人間関係」です。
親子がいい関係であることはもちろんのこと、家庭における人間関係がいいことも、子どもの幸福に大きな影響を与えています。
「学歴が高ければ、幸せになれるだろう」
「高収入になれば、幸せになれるだろう」
というのは絶対条件ではなく、「この人は、私のことが好きで、私のことを認めてくれている。私の味方だ。」と信じられる人と人間関係を築くことが、人が幸せになるために一番大事な条件です。
つまり、子どもの幸せを願う親ができることは、子どもが親から「愛されている」と疑いなく信じられる関係を築き、一生子どもの一番の味方で居続けること。
そして、子どもが、中学生、高校生、大学生、社会人となった時に、集団の中で「いい人間関係」を築けるように、時に悩む子どもに対して「いい人間関係」を築く方法を、一緒に考えてあげることではないかと思います。
もし、あなたが、子どもに中学受験を勧めたいとしたら、その背景には、あなたが考える「幸福のための条件」があるのだろうと思います。その条件は、何なのか?本当にその条件があれば、子どもは幸せになれるのか?、を一度考えてみるといいかもしれませんね。
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