【完結】コメントでリレー小説、しませんか。~はだかの王様編~【縛りあり】
まえがき
なんだかこうして記事を作るのは、久々な気がしています。
というのも、今はひとり淡々と己に向き合う期間なので、誰かに向けた言葉をあまり使わないから。
外に出づらくなる冬という季節は、そういうものなのかもしれません。
◇
外といえば、近頃はランニングをサボっています。
寒いだけならまだいいのですが、僕の住む石川はずっと雨が降っている。
それならせめてぽっちゃりしすぎないように筋トレだけは、とコタツに潜り込み、自分を鼓舞しつづける日々です。
そういうわけで、今回の企画に行き着いた。……わけではないのかもしれませんが、きっと何かしらの暗示があったに違いありません。
では久々の、そして今年最後になるであろうコメントリレー小説のお題はこちら。縛りもあります。
『はだかの王様』
ルール
縛り
『コメントのどこかに、必ず体の一部をいれる』
登場人物
あらすじ
ある日、服好きな王様のもとに何者かがやってくる。
◇
「して何用じゃ?」
王様が駆けてきた家来にきくと、布織り職人と申す者が二人玄関に来ているという。やってきたのは、おすぎとぴーこの双子の洋服仕立て屋さん🦺
「これ、そのもの達何を話しておる。」
口を隠しながらヒソヒソヒソ…する二人に、一度も剃刀をあてたことのない立派な髭をを撫で付けながら言うと「王様のお髭があまりに見事なので、我々は誉めていたのですよ」とおすぎとピーコのどちらか。
「もう~♪踏んずけてやるw🧏♂️🧏♂️」
絨毯だと思って髭を踏んでいた二人は開き直って踏んずけてやるコールをすると、王様がその一部をハサミで切り取って後ろにいた異星人にあげた。
ようやく帰って行った🛸異星人に得意げになった王様は「なんのはなしか、君達には分からないだろ?話を続けなさい」と両手を叩くものの、顎をこれでもかと振り回す侍従のグランディーバにきつね(シルバーフォックス)の髭であることを言及され、おすぎとぴーこはグランディーバの丸い尻を同時に蹴飛ばすのだった……。
◇
「あなおそろしや」
怯えからか顔を見合わせたおすぎとぴーこは、かくかくしかじかと取り繕っているうちに、くつろいだ感じで足をぶらつかせる王様に「この髭で布を織りなさい。」と命じられる。
「あ!王様の耳はロバの耳!」
「バカ野郎、それを言っちゃあおしめえだよ、ぴーこ」
恨めしそうな二人は髭を織り始めるが、「私たちが真の王国を作るためでしょ👑あんた、心して頑張りなさい❗」というピーコです🧏♂️の口が災いを生んでしまい、二人は逆さ吊りに。
「布が織り上がるまで開放してはならぬ」
一方、王様の髭の中をさまようグランディーバは「王様の耳はロバの耳」が最初に囁かれた井戸から、街中の井戸に声を響かせるのだった……。
◇
それを聞いた町人たちは「いい気味よ恥をかけばいい」という意見と「王様に恥をかかすとは何事か」という意見に二分され、その混乱は城にも波及。
まてい!!まてまてい!!(誰??)
さらに登場音を響かせ『暴れない将軍、マツケン優男公』や『カメハメ派に属する一般市民』が現れ、ついにはグランディーバまでもが、おすぎとピーコが逆さ吊りにされ織っている、完成間近の布の隙間からうにょんとひねり出てきた。
「ここはどこなんだよ!!」
「ここはどこ?私は誰?私はグランディーバ」
グランディーバのセリフに軽い既視感を覚えながら少年が「ここはヒゲ。私は誰?。私は無党派。」と応えると、カットがかかり、メガホンを手にしたお金を持っていそうなおっさんが、彼を今度お城である「面白い催し」に誘うのだった……。
◇
▼なんでもアリだった過去作。