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子どもに勉強を教えたら日常が変わった

子どもに勉強を教えてみた。

私には小学一年生の娘がいる。
今、繰り上がり・繰り下がりの時期だ。

正直に言うと、私自身、この繰り上がり・繰り下がりで苦労した経験がない。

小学校の間、算数で苦労した経験がないのだ。

だから最初、娘が繰り上がり・繰り下がりに苦戦した時は軽く絶句した。

10や20、十の位の数字が変わるだけで、すべてひと連なりの数字でしかないのに、なぜ9から10になった途端に苦戦するのだろう。

9も10も11も、隣り合ってるではないか。
そこに壁はない。

だけど、娘にとっては大きな壁だったのだ。

そんな娘は小学校で、繰り上がりも繰り下がりも数字を分解する方法を学んでいる。

10のかたまりを生み出すように、数字を分解するのだ。
例えば、

9+5
=9+(1+4)
=(9+1)+4
=10+4
=14

というように、5を「1と4」に分解してしまう。

そうすると、10ができて計算しやすくなるね!というわけである。

最初この考え方を知った時、「そこまでやるか?」と苦笑した。

逆に面倒くさくないか?と。

しかし娘は反対だった。
このやり方を学んだら弾むように問題を解き出した。

闇雲に暗算をしてきた私より、楽しそうに解くのだ。

その表情。
そうか、そんなに数字を分解するのが楽しいか。

天国のひいじいちゃん一同が目尻を下げて見守りそうな表情だ。

ある晩、娘はお風呂に入ってる時、鏡に数式(繰り上がりの足し算)をガリレオの如く解き出した。

そのリズミカルなこと。

そうだ、数学(さんすう)はこのリズミカルに展開される時が楽しいのだ。

いつしか私は本を置いていた。(風呂中読書派)

そしてガリレオの如く、私も鏡に数式を書いていたのだ。

書いては解き、書いては解く、娘と私のシンフォニー。

その後は無我夢中だった。

気付けば鏡一面の繰り上がりの足し算。

さらに娘は人生で初めて「十の位」の存在に気付いたようだ。

知らなかったことに驚いたが、私は素敵な母親なので「よく気付いたね!大発見だ!」と大騒ぎした。

そして私は盲目にAmazonでポチっていた。

おふろdeキットパス。

水で簡単に消せるよ!というやつだ。

まるで1歳児のように、我が家の7歳と5歳は大盛り上がりだった。

娘は何度も繰り上がったし繰り下がった。

そして娘と私は次のフェーズへ。

そう、BOOX tab ultraの登場である。

なぜに、彼の存在を忘れていたのか。

家庭学習にドンピシャだったのだ。

まず問題を準備する。

これはネットで検索、無料プリントPDFをダウンロードしてもいい。

今回は一枚一枚ダウンロードの方が面倒だったので手書きした。

そして2人であーだこーだ言いながら問題を解くのである。

ここで以下のメリットに気付いた。

  1. 紙の消耗がない

  2. 書き直しもキレイ

  3. レイヤーを変えたりすれば何度も解き直しが可能

百ます計算など何度も解き直ししたいものによくマッチしているのだ。
問題レイヤーと、回答レイヤーを変えれば、問題レイヤーがキレイなまま残る。

と考えると、簿記の勉強にすごく向いている。

急に繰り上がりから簿記へと飛躍して申し訳ないが、簿記の勉強に電子ノートはドンピシャだ。

だって簿記って落書き帳たくさん使うやん。

殴り書きたくさんするやん。

簿記のお勉強に是非どうぞ。
電卓と電子ノートが並んでいればかっこいいぞ。

というわけで、今日も今日とてお勉強なのだが、何より新鮮だったのが

親子のコミュニケーションが増えた

ということ。

「親が子どもに勉強を教える」というより、「勉強の解き方について会話をしている」に近いことに気付いた。

ちなみに私は幼少期、親に勉強を教えてもらったことはない。
ずっと社会人になるまで独学だった身だし、今でも独学が好きだから、親に教えられても娘のようには喜ばなかったと思う。

娘が喜んでいるのはたまたまだ。
喜ばしいこと。

一番大切なことは、子どものやる気を親が上回らないこと。

と言いながら、私は密かに今日の問題づくりに取り掛かろうと思う。

イカれポンチおさかなクンは息子にウケた

ふふふ

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