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病気の回復が進んでも、病人は推し活してはダメですか?のはなし

こんにちは、私でございますよ〜。
ちょっと昨日色々あって満身創痍なのですが(別で書くかもです)、今日はあるXでのPOSTについて書いていこうかと思います。

最初に…
こちらのnoteはPOSTしたアカウント様からの許可をいただき、POSTとアカウント名の使用をしております。
記事を読んで見に行かれることは良いのですが、くれぐれもご迷惑になるような行為はご遠慮いただけますと幸いです。
闘病しながら生活されている方ですので、興味本位で悪意のあるリプやDMは良くなってきた症状がぶり返してしまうこともあります。
応援の意味でのリプやDMはよろしいかとは思いますが、元POSTがバズったため対応が追いついていないそうです。
なので、お返事いただけなくても広い心で受け止めていただけますことをお願いいたします。


『X(旧Twitter)』にてふと目にしたPOST


たまたまオススメPOSTをつらつらとスクロールしていたら、このようなPOSTを拝見しました。

@burimon0220さんのPOST

ぶーりん@うつ病からの社会復帰さん(@burimon0220)のPOST…精神疾患を患った方で推しがいる方なら一度は言われたことあるんじゃないでしょうか?

思わずこれは…と思い引用POSTしてしまいました

ぶーりんさんのPOSTに引用POST

私も30代半ばから13年ほどうつ病の治療をしておりましたので、こういうのホントに良くね…うん…

まず、うつ病についてざっくりおさらいしておきましよう!
知ってるひとは何十行か飛ばしてね。

『メランコリー型うつ病』

所謂一般的に『うつ病』と知られているのがこの『メランコリー型うつ病』です。
ざっくりとした症状ですが、遊ぶときも気分が落ち込んでる、自責思考、不眠、拒食、などなど。
まあホントになぁ〜んにもできなくなる、これがメランコリー型です。
私もこちらのタイプのうつ病で、寝ることも食べることも、お風呂や歯磨き、人に会ったり推し活したり、ホントになんにもできなくなりました。

『非定型うつ病』

ここ10年とかくらいですかね?
新しく出てきたうつ病の種類、比較的若い方がなりやすいのが『非定型うつ病』です。
こちらもザックリ症状をご紹介しますが、遊ぶときには気分が良い、他責思考、過眠、過食、体の鉛のような重さ、などなど。
こちらは遊ぶとか自分の気分が良くなることには積極的に出かけたりすることはできるのですが、仕事や自分の気持ちが落ち込んでしまうことはできなくなります。
なので、「この人ただサボってるだけじゃん!」と誤解や偏見を生みやすく、他責思考が強いのでホントに大変だろうなと思います。
私はこちらのタイプには罹ったことがないので、この程度の認識ですが、増えてきているそうなので、もしお近くにこのような方がいらっしゃったら、傷付けない程度にヒアリングして理解してみるのもいいかもしれません。
対処法は難しいですが、要らぬトラブルは防げるかも、なので。

その他、躁鬱病とか細かく言うとまだまだあったりしますが、今回はこの程度の説明で終わりにしますね。

で、「メランコリー型うつ病」発症から数年、ひどい人は数十年、ホントに動けなくなります。
大袈裟に言っているのではなくこれはホントに動けなくてなにもできません。
今までできていたことが尽くできなくなるので、本人的にも家族や友人もショックが大きいです。
いきなりできなくなるので、周りは対応を間違えてやらせよう!やる気を出させよう!と奮闘し、患者の容態が悪化していきます…早く病院に家族と共に行き、治療と家族への説明を受けましょう。
早ければ早いほど回復が早くなるのは当然ですし、家族の対応が家で負担になることで回復が遅れますので、ご家族は是非!先生やカウンセラーさんにどういった対応が正しいのか聞いて学ぶようにしてください。
私もこれで苦労しました…何度そう言われると傷付く、焦る、落ち込む、と言っても「わかってる!」と言いながら全然対応してもらえなくて困り果てたので、そういう人は専門家の言うことは聞いたりするので是非ご家族はご一緒に病院に行きましょう!
元気な元の明るい子に戻ってほしい!とお思いなら、対応間違いはただ傷つけ最悪の結果を招くだけなので、意識改善は絶対!です。

私は前にも書きましたか、『人生=推しと共にあり』な人なので、うつ病長期間中も勿論推しがおりました。
今はその推しは追ってはいないけれど、私の血となり肉となり、推し活の根源となっております。
それくらい命かけて推してました。
お金も時間も使ったし、寝ている以外推しのことを考えて生きていました(それは今もですが)
当時もう結婚しておりましたが、周りからの「孫はいつか…」というプレッシャーを跳ね除け、推し活のためには子育ては無理!と諦めたほど(本当のアホ)、推し活命の人生です。(オススメはしません、子供を授かれる時期は女性には限りがあるので、後悔しないようにその時の気持ちだけで決めないでくださいね!因みに私はこの選択間違ってなかった!と思っているのでどう言われても大丈夫です。推し活のことだけでなく良かった!と思うことが多いので…)

ある日なんか寝れないし食べれないし…外から聞こえてくる音(なんともない普通の生活音です)が怖い!!となり、徐々になにもできなくなり、お手洗いに行くのもできなくて、もう漏れるギリギリまで行けない日々が1週間くらい続きました。
今までも軽くうつ症状みたいなものがあったりしたので『あ、これはうつ病のビッグウェーブきたな?』と思い、這ってPCまで行き近くの精神科を調べて予約。
当然のように『うつ病』と診断されました。
我ながら良く自分で病院行こうと思えたな?と当時の自分偉すぎない?と感じますが、普通は中々病院に辿り着くまでが長くて1人で苦しまれる方が多いです。
そうなると自分で病院!なんて無理なので、できたら周りの人がなんとか病院へ繋げてください。
偏見もあるので、『自分の家族が精神科に罹るなんて…』とか『精神病の薬って怖いんでしょ?』なんて思われる方も少なくないでしょうが、精神的な病を抱えている方は今とても多いですし、想像以上に苦しい病気なので、病院行くことを躊躇わないでほしいです。
そして薬ですが、うつ病を始めとした精神病と言われる病は『脳からの伝達物質が足りておらず、感情のコントロールが難しくなる病気』で、心の病気とは言え実際は『脳の機能障害』なのです。
この必要な伝達物質を補うために投薬が必要で、精神科医はその道のプロですし、私たちが聞き齧った情報なんかよりも沢山のエビデンスを持ち最新の治療法も知っている方たちなので、決して危ない薬を使ったりする訳ではありません。
たまに点数欲しさにいらない薬を沢山出して患者の病状など無視!な悪質な医師もおりますので、病院は口コミを見たり、言っている人に話を聞けたら聞く、おかしいな?と思ったら遠慮なく他院に転院して大丈夫です。
転院します!と言わなくていいです。
今後の予約は予定わからないので〜で予約しなければ行かなくて大丈夫なので、評判の良い病院に罹ってください。
あと、医師との相性もあって、投薬などは適切だけどどうも先生が苦手で通いたくない…と言うことも良くあるので、その時も遠慮なく転院しましょう。

おっと、話が大分逸れましたが、推し活も勿論全くできずで。
バラエティやらドラマなんかにメンバーが出演していると、友達から『あれ面白かったね!』と好意的な感想をもらっても、まずテレビを見続けることができないので見てない…笑顔でありがとうは言うけど見れていないことに罪悪感と絶望感、凄かったです。
ライブも行けるかもしれないからと取っては行けずの繰り返しで、何枚もムダにしました。
その当時空席にしまった罪悪感と行けなかった悲しみ、絶望感でいっぱいで、落ち込んだり泣いたり数日は動けなくなったり…まぁ大変でした。
本人に直接会えれば元気になれるのでは!?と浅はかに考えて、頑張って握手会に行って、結果パニックを起こしてスタッフさんに大迷惑をかけてメンバーにも心配をかける最悪の結果に…終わったあとも止まらない涙を流しながら、1人反省会。
メンバーのラジオに謝罪と感謝の思いを綴って送りましたが、当時のスタッフさん、メンバーには非常にご迷惑をおかけしてすみませんでした、そして良くしてくださり本当にありがとうございました。
なのでこの経験で『1人で対応できない限り無理はしない』という基本行動理念が生まれました。
当たり前なんですけど、ムリはいけません。
迷惑かける規模が大きくなるのでね!

で、ですよ!

きっかけのPOST

うつ病は『何もできない』とは言いましたが、回復が進んでくるとできることが増えてきます。
昨日まで難しかったことができたときの喜びは計り知れないほどの喜びです。
ちょっとしたことでも嬉しいのに、これが推しに関することだったらどうですか?
嬉しいを通り越してありとあらゆる神に感謝しますし推しの存在にも感謝し、生まれてきてくれてありがとう!このために治療頑張れたんだ!と本当に幸せになれるのです。

なんか誤解している方が散見されますが
『病人は病人らしく大人しく家にこもっていなければならない』
と思ってる人、いますよね?

勿論、絶対安静!外出禁止!みたいな人がムリして推し活しているのは窘められてもまあ仕方ないですが、回復してきて誰にも迷惑をかけず推しのライブなどに行ける、行けたというのは、うつ病患者にとって本当に凄いことなんです。
滅茶苦茶寛解に近づいている証拠なんです。
だって最初は大好きな推しのことも楽しめないし何も行けないし、それで更に落ち込んで…の繰り返しだったのが、推しに会いに行けてそれを楽しいと感じることができる。
これって本当に凄いと思いませんか?
回復してきてるんだな、おめでとう!!と言われてもおかしくないはずです。
なのに『病気なのにライブに行くんですね』て…どの視点からその言葉が出てくるのか、全く病気への理解がないことがわかります。
今までぶーりんさんの頑張りを見てきた人なのかわかりませんが、そんなぶーりんさんの頑張りを否定するような酷いDMが送れるなんて、大袈裟に言いますけど人の心ないんですか!?

こちらをお読みくださってる方にはいらっしゃらないといいなと思いますが、必死に病と闘っている方に対してかける言葉は慎重に選んでください。
その方の辛さ、努力はその方にしかわからないし、こちらは想像することしかできませんが、相当苦労なさったはずです。
それを乗り越えて楽しめた楽しかった想いを否定するようなをことを軽く考えて送る、話すなど思慮が浅すぎます。
言葉で人を殺すこともできるんです。
今一度、気軽にやり取りできる環境が整っている現代で、『言葉の意味や重さ』を考えてみてください。

もし、その発言が自分と考えが合わない、気に入らないとしても、だからそれをその人にぶつけることが良いことでしょうか?
自分が反対の立場なら嫌な気持ちにしかならないですよね?
言いたいことかあるなら鍵垢でも作って言いまくればいいし、お友達だけに話すでもいいし、本人にぶつける前に考えてみて控えていただけると嬉しいです。
どんな言葉で傷付けるかわからないから何も言えないじゃん!て人もいるかもしれませんが、気持ちのこもった言葉は刃物にはならないので、柔らかい表現とか自分がかけられて嬉しい言葉にしてみるとか、POSTする前に読み返すだけでも気付けることもあるので、ちょっと考えてみれば適切な言葉をかけられるので恐れなくて大丈夫です。
もし間違えた表現をしている方を見かけたら優しく『それは違うよ』て教えてあげるとかもいいかもしれません。
そう言われた方は『教えてくれてありがとう』という気持ちを持って削除したり言い換えたりすればいいので、最初はムッとするかもしれませんが、一度深呼吸してみんなで楽しく交流していけたら良いですよね!

今推し活ができなくて苦しい方(それは私…)、病気の回復が進んで推し活ができるようになってきた方、病状が思わしくなく推し活自体到底無理な方(それも私…)、いつも元気で推し活ガツガツしている方、色んな方がいらっしゃいますが、お互いがお互いを理解し、適切な距離や思い遣りを持って推し活を楽しめる優しい世界になれば良いなと願いつつ、今日は〆とさせていただきます。

最後に、ご協力くださったぶーりんさん、本当にありがとうございました!
大した影響のあるnoteではないですが、1人でも理解してくださる方が増えて、楽しく推し活できる世界が広がると良いなと思っております。
ぶーりんさんも無理せず、治療やお仕事もしつつ推し活楽しんでくださいね!

それでは、また次のnoteでお会い出来ましたらお会いしましょ〜う。



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