医学部時代をブラッシュアップするなら。 ⑤生化学、免疫学、微生物学
こんばんは。一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。
ちょっと間隔空いてしまいましたが。ブラッシュアップ第5弾。
これで基礎医学は終わりかな。
今日は生化学、免疫学、微生物学をセットでやっていきます。
一緒にくくるのは少しお門違いな科目ではありますが、このような共通点があると僕は解釈しています。
「①理論がほかの科目以上に大事 ⇔ ②カタカナでの新規概念が多すぎる。」
この2つが必要十分条件になっていて、以前話をした「初学の時点で思う基礎=日本語におけるあいうえお」が最も当てはまる科目だと思ってます。以下を参照してみてください。
医学部時代をブラッシュアップするなら。 ②基礎医学の勉強|一昨医(ototoi) (note.com)
それじゃ、やっていきましょう。
後悔ポイント
カタカナ恐怖症のまま終わったこと
「①理論がほかの科目以上に大事 ⇔ ②カタカナでの新規概念が多すぎる。」と書きました。
でもこれってしょうがないんですよね。
すべての言葉を日本語に置き換えれるはずがないので、どうしてもその用語はカタカナで日本に入ってくるしかなかった。
それを受け入れて、丁寧に定義を落とし込むしかなかったのに、「こんなわけのわからない言葉を何故こんなにたくさん覚えこまないといけないのか」と言って逃げていました。
当時は「成書で調べないと正しい情報じゃない」と思い込んでいて。
1つずつ言葉をひいてやっていくのってものすごく骨が折れるんですよ。
しかもその説明の中でまた知らない概念が出てくる。エンドレス。
まあでも日本語(国語)の勉強も最初はそうだったんだから…
なので逃げたことを今でも後悔しています。
授業スライドを軽視しすぎたこと
本当にテストに出るところだけ、過去問ベースにつまみ食いしていました。
これが進級するためには大事なんですが。
臨床の勉強をしていく上で、多少広く体系的に理解しておけばよかったなと思う瞬間がたくさんありました。
少しスライドに重点を置いてあげても良い科目たちだなと思います。
オススメ
わからない新規概念(カタカナ)を日本語で理解
わからない新規概念や専門用語、カタカナなんて実質外国語です。
英単語の要領で1つずつ丁寧に潰していけば良いです。
時間節約のためには成書でなくてもいいから、「自分がわかるレベルまで」かみ砕いて理解できれば十分です。
英単語の意味が和訳でつかめるのって、日本語の理解がある(=自分のわかるレベルでかみ砕いている)ことが根幹ですよね。
たとえどんなに稚拙な表現になったとしても、それは決して悪いことではない。自分でわからなければ何の意味もないから。
将来患者さんに説明することを想定すると、「難しい専門用語をある程度正確に、かみ砕く」という力は自分自身の強みになると思います。
変に格好つけて中途半端に専門用語を使うほうがよっぽど性質が悪いです。
だいたい物事が行き詰まる時って、原因はそういう中途半端さにあることが多いというのが個人的な経験です。
専門用語に慣れてしまうと、意外とこの作業って難しいよなとも思います。
自分の不明点を自分でマスクしちゃっているので、見つけるのに時間がかかるんですよね。。
ちなみに、友人や先生方に不正確な理解を指摘いただいたときは、ちゃんと直すようにしましょう。(将来思わぬ弊害をきたすおそれもあるので。)
語呂合わせと日本語の説明で理論を理解
語呂合わせなんか邪道だ!と思いますよね。
当然。日本語できっちり理論を叩き込みたいところです。
(語呂合わせ自体は意味を持たない言葉の集合体なので、語呂合わせを覚えることが目的になると本末転倒です。)
試験の日程は無情にも迫ってきます。
勉強が間に合わない。
いざ試験本番でも、「あ、あれ何だっけ」。
皆さんも経験ありますよね。
そういう時に、細かい数字とか名称とか、少しでも記憶のトリガーになってくれるような情報って必要だと思います。
そのトリガーとして語呂合わせは有効な手段です。
使う語呂合わせは最小限。
かつ他人にも推奨できる!忘れ得ない名作を編み出しましょう。
邪道でも上等。
それでうまくいくなら万々歳じゃないですか。
わかりやすい初学者向けの書籍があったかもしれない。
上の作業をやるうえで、成書ではなくて初学者向けの書籍があればよかったなあと思ってます。
自分がいい本を知らなかっただけだとは思うのですが、先生が提示する教科書が万人にとって必ずしもいいとは限らない。
この視点は持っておいていいと思います。
おわりに
ブラッシュアップ、ひとまず5回に分けて基礎医学について書いてきました。
この「後悔を提示→反省を踏まえたオススメ」というフォーマットが、自分にとっては振り返りやすくて悪くないなあと思って。
面白い発見ですよね。
思いついたのはいつかの寝れない日の夜なんですけど。
熱心に書きたい事項はつい長くなってしまうきらいがありますが、ぼちぼちうまくなっていきたいなと、引き続き試行錯誤してみます。
ひとまず、お付き合いいただきありがとうございました。