【短編小説🍠】アンチ・オイモプス🍠 愛さえあれば 愛に気づけば
1章 三人の王子たち🍠
昔々
あるところに
それはそれは大きな王国がありました
おやおや
三人の王子が会話をしているようです
簡単に王子の紹介をしておきましょう
あずま王子🍠はそれはそれは正義感が強く、愛に溢れた人物でございました
シルク王子🍠はそれはそれは剛健で、強く、そしてやや自由奔放な人物でございました
まさり王子🍠はそれはそれは頭が良く、要領が良く、賢い人物でございました
あずま王子
「まさり。今回も食物の件で大変貢献したらしいな。流石だ。お前の賢さと優しさは大変良きものである。これからも、この王国のために共に働こうではないか😊」
まさり王子
「いえいえ。当たり前のことをしたまでです!😊」
シルク王子
「まさりのおかげで王国が発展して、華やかになっていくね!最高だ!わっしょい!😁」
まさり王子は、王国の発展のために
日々大きな貢献をしていたのでした
民からも大変慕われておりました
まさり王子は大変誇らしげでした
しかし
傲慢になることなく、その優しさを存分に発揮し、惜しみなく、その才を活かすのでありました
2章 王様とまさり🍠
ある日
まさり王子は
王様に会いに生きました
親とはいえ
普段は直接お会いすることはありませんでした
大変心を踊らせ
王様と対面するのでした
まさり
「王様。最近の王国はとても豊かになり、美しくなりました。あずま王子とシルク王子の力を借りながら、私も日々、王国の発展のために働いております。最近でも、このような~なことをして、他にも~をして…」
気付けば
まさり王子は長い間話してしまいました
王様👑
「ふむふむ。いついかなるときも、皆を愛している。」
まさり王子
「大変申し訳ございません。長い間、話してしまいまして…」
王様👑
「ふむふむ。いついかなるときも、皆を愛している。」
王とのお話が終わり
まさり王子は部屋を出ていきました
まさり王子の顔はなんだか赤くなっていました
まさり
(なんだか、拍子抜けだったな。あれがこの国を作った国王か。)
3章 まさりの反逆🍠
まさり王子は大変慕われておりました
彼はいつからか
「部下」を作るようになりました
まさり王子のその才は
誰が見ても圧倒的なものであったため
自ら「部下」になりたい者も多かったのです
気が付けば
部下の数は610人を超えていました
あずま王子も、シルク王子も違和感は感じていたのですが
王国の発展のために日々尽力するまさり王子を見て
はっきりと疑うようなことはありませんでした
しかし
部下が61万人になった日です!!
まさり王子は
新たなる王国を作ったのです
まさり王国を作ったのです
これは許されていない行為です🚫
あずま王子も、シルク王子も
これは見逃がしませんでした
まさり王国はどうにか鎮圧されました
まさり王国は大変強く、凄まじい力を持っていたのです
しかし
鎮圧されてしまえばどうでしょう?
恐ろしいスピードで崩壊しました
まさり王国は元々とても脆弱な国であったのです
それは、とても脆く、すぐに沈んでしまいました
もちろんのこと
まさり王子は捕まってしまいました
シルク王子
「まさり!何故こんなことを!?」
あずま王子
「すまなかった。気づいてやれなくて。」
まさり王子
「ごめんなさい。ごめんなさい。許してもらおうとは思っておりません。」
それからのこと
まさり王子はどのような道を辿ったのか?
これは我々、現地球人に対して重要な問いでありましょう
その答えは読者様の
ご想像にお任せ致します
いや、答えなど…