自然の神々―その織りなす時空
世界各国の、さまざまな神々を紹介した本です。
国や地域ごとではなく、機能ごとに紹介しているのが、特色です。天の神、海の神、鳥の神、山の神、石の神、といった具合です。
題名にあるとおり、自然の中にある物や、自然現象の神ばかりが載っています。
地域的には、非常に広い範囲の神々を取り上げています。
日本、朝鮮半島、中国、モンゴル、インド、メソポタミア、ギリシア、ローマ、ゲルマン、北欧、フィンランド、エジプト、北米先住民、中米先住民、南米先住民、オーストラリア先住民、ニュージーランド先住民(マオリ)、インドネシア、パプアニューギニアなどの神々が、登場します。
あまりに広い範囲を扱っているため、個々の神話や神については、それほど深く語られていません。この点を、もの足りなく感じる方も、いるでしょう。
多様な地域の神々について、機能別に、横断的に語られているのが、本書の長所です。同時に、短所でもあります。
地域にこだわらず、似た神話や神を抽出しているのは、神話学的に、たいへん興味深いです(^^)
いっぽうで、膨大な神話体系の一部だけを取り出しているために、分類や解釈が、恣意的になりやすいです。
本書で、どうしても欲しかったのが、索引です。
索引がないために、たくさんの神々の説明があっても、それが、どこに、どれだけ載っているのか、わかりません(^^;
このような内容の書籍としては、索引がないのは、致命的ですね……。
それでも、本書の内容は、充分に楽しいです(^^)
世界の神話や、神々が好きな方であれば、一読して、損はないでしょう。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
序
天の神
海の神
鳥の神
山の神
石の神
木の神
月の神
獣の神
花の神
火の神
地の神
水の神
日の神
河の神
嵐の神
あとがき
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