短歌 9月
9月に詠んだ短歌たちです。
真夏日のお昼14時すぎた頃 蜃気楼だね向こうの君の背
肋骨の中に収まる臓器たち それの代わりにわたしを収めて
手をのばす落ちてる星をすくったら 手のひらに降る不法投棄ゴミ
さよならとまたねのあいだによこたわる きみが見せた拒絶の意思
まほろぼで息をしている君といる 最後に呼んだ名前はいったい
おまけ
美しい星のまたたきは、死んだ誰かのつよいおもいの一欠片で。
僕らはその祈りとも呪いともつかない輝きを美しい。と見上げてる。
線を引いて形を成して、物語を付けて。
つよすぎる
おもいの果てを
永遠に愛していくんだろうな。
それでは、寒くなってきましたから。みなさまどうかお気をつけて。