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[カオスゲーム (アフタヌーン連載中)]

今回ご紹介するのは月刊アフタヌーン(講談社)で連載中の「カオスゲーム」です。

正義に燃える週刊誌記者・鈴木蘭は、政治家が裏社会と繋がっているという特ダネを入手する。だが、裏社会の人間に目を付けられてしまい、命の危機に……!
しかし、裏社会よりも危険な「何か」が、そこに迫ってきていた。

アフタヌーンウェブサイトより引用

主要登場人物

・鈴木 蘭(すずき らん)
文談出版に勤める記者だったが、ある事件を機にフリージャーナリストへ転身。橋本という政治家への敵対心を露わに取材活動を行っている。
・東 京一(あずま きょういち)
オカルト事件を扱うジャーナリスト。ゴープロを常に額に身につけ行動している。

筆者作成

ジャーナリストをテーマにした作品(ドラマ含む)が豊作な現在。といっても講談社ばかりだけどね。

  • ジドリの女王(モーニング/講談社)

  • カオスゲーム(アフタヌーン/講談社)

  • エルピス(関西テレビ制作)⇦放送終了

実はその中でもカオスゲームは異質だ。
4話(コミックス第1巻収録)で明らかになるのだが、"神と神のゲーム"に主人公は巻き込まれていることが私たち読者に知らされる。"円形の印を持つ者たち"と"菱形の印を持つ者たち"の戦い。印を持つ者は特殊な能力が与えられていて、鈴木蘭を襲う敵側(菱形の印)には水を浴びることで念力を使う者やネズミの大群を操る者など多様だ。今後どんな能力を持った人物が登場するかは要注目。

そして、もう一つの特徴は躊躇なく人が死んでいくこと。
そこそこ重要そうなキーパーソン風に登場してくる人物がバシバシ死んでしまう。作者のその潔さたるや。1話冒頭に登場したヤクザの高山は、同アフタヌーンで絶賛連載中の沙村広明先生リスペクトかのようなキャラクターが登場する。そういうの好きです。

現在アフタヌーン本誌では6話まで公開されており、コミックスは第1巻が発売されたばかり。まだ間に合うので、是非ご一読ください。


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