マガジンのカバー画像

うんちはすごい

101
「うんちをすることは、いいことだ!」という文化をつくりたいと思います。 「うんち」の大切さを正しく伝えたい。 できれば魅力的に伝えたいと考えています。 うんちを知ることはより…
運営しているクリエイター

#うんち

赤ちゃんのうんちの回数、色、形は?

赤ちゃんのうんちの回数、色、形は?

2021年4月7日、Youtube「オンライン日本トイレ研究所」(毎週水曜に更新)をスタートしました。
医師や専門家等をお招きして、人にはなかなか聞けないトイレや排泄に関する情報をお届けしますので、役に立てていただければありがたいです。

第1回は「赤ちゃんの便秘①」です。小児外科医の中野美和子先生をお招きして、お話をお聞きしました。

この記事では、大切なポイントを1分で読める(400~600文

もっとみる
うんち革命家あらわれる

うんち革命家あらわれる

先日、小学校で全校児童を対象にうんちの授業を行いました。体育館が超満員になる状態で、600人以上の児童が参加しました。
「えっ、そんな授業あるの??」という声が聞こえてきそうです…ほんとにあるんです!

この授業が実現したのは、PTA会長の熱い思いからでした。学校保健という視点で、とにかく全児童にうんちの大切さを伝えたかったとのこと。そこで、PTA会長が学校に提案したところ、担当教諭からは「最近、

もっとみる
最低限やっておいてほしい災害時のトイレの備え[7つのポイント]

最低限やっておいてほしい災害時のトイレの備え[7つのポイント]

震災でも風水害でも、水洗トイレは使えなくなる可能性大です。停電で断水することも考えられます。水や食べ物があってもトイレが使えないと、そこに居られなくなってしまいます。そこで、かなり乱暴ではありますが、トイレに流す水がないときに備えて最低限やっておいてほしいことをまとめました。

[その1]自宅のトイレ空間を有効活用
自宅のトイレが使えないからといって、夜間や荒天時に屋外のトイレに行くのは大変です。

もっとみる
平成30年7月豪雨
断水しているのに水が出るのは、なぜ?

平成30年7月豪雨 断水しているのに水が出るのは、なぜ?

令和元年8月九州北部豪雨、そして9月の台風第15号、いずれも各地に深刻な被害をもたらしています。停電すると、断水する可能性が高く、それとともに水洗トイレが使えなくなります。
今回は、平成30年(2018年)7月豪雨による被害のあった愛媛県の西予市野村支所、西予市社会福祉協議会、西予市地域包括支援センターの方々に、そのときのトイレ事情について話をお聞きしましたのでご紹介します。

西予市地域包括支援

もっとみる
「出てるなら大丈夫」に気をつけて!

「出てるなら大丈夫」に気をつけて!

前回につづいて、便秘治療に取り組む別のお母さんにお話をお聞きしました。「出てるなら大丈夫ですよ」というフレーズがいかに悩ましいかを痛感しました。日頃から「うんち」のことは話題にあがらないので、私たちはうんちや排便に関する会話に慣れていません。そもそもデリケートな話題なので深掘りしづらいのだと思います。それがゆえに、なんとなくのやりとりが誤解を生み、便秘を悪化させていくのではないでしょうか。

では

もっとみる
早く気づいてあげられなくてごめんね

早く気づいてあげられなくてごめんね

私が所属する日本トイレ研究所は、子どもたちが元気にすくすくと成長できるように、トイレ・排泄を切り口に、食、睡眠、運動の専門家と連携しながら、フォーラムを開催したり、情報発信を行ったりしています。

先日、子どもの健康に関する活動で知り合った女性から、10年ぶりぐらいにメールをいただきました。かなり久しぶりだったので懐かしいなぁ、なんて思いながらメールを開いていると、そこにはお子さんの便秘のことがビ

もっとみる
うんちとおしっこを検知するにおいセンサー

うんちとおしっこを検知するにおいセンサー

2019年6月21日、Internet of Toilet フォーラムを富士通の協力を得て開催しました。
ここでのメインスピーカーは宇井さん(株式会社aba 代表取締役)です。
お話しいただいた内容は、うんちとおしっこを検知するにおいセンサーでおむつ交換を最適化するという取り組みです。
今回は、宇井さんのお話をダイジェストでご紹介します。

まずは、なぜ、宇井さんは「うんちとおしっこを検知するにお

もっとみる
特別支援学校のトイレで教えてもらったこと

特別支援学校のトイレで教えてもらったこと

今回は、特別支援学校のトイレについて紹介します。

トイレに一番大切なことは何ですか?私は「トイレに一番大切なことは何ですか?」という質問を受けたことがあります。
みなさんなら、なんて答えますか?
たとえば、広さを重視する人もいれば、明るさや香りにこだわる人など、トイレに求めることはひとそれぞれで異なります。

ですが、大きく括ると共通な要素が浮かび上がってきます。
それは「安心」だと思います。

もっとみる
イタリアに学ぶ「災害時のTKB」とは?

イタリアに学ぶ「災害時のTKB」とは?

2019年6月17日、NHK NEWS WEBで「命を守る『TKB』避難所の“常識”が変わる?」が記事になりました。

命を守る「TKB」とは?TKBとは、トイレ・キッチン・ベッドの略です。
なぜ、避難所でTKBが重要かというと、これらがしっかり整っていないと命を落とすことにつながるからです。トイレに関しては、以前の記事「トイレが嫌で体調を崩すメカニズム」を参考にしてください。

避難所と言えば

もっとみる
トイレが嫌だと体調を崩すメカニズム

トイレが嫌だと体調を崩すメカニズム

ここ数年の自然災害は「記録的な」とか「最大の」というようなケースが多々あるので、何が普通ぐらいかが分からなくなってきましたよね。ただ、私たちにできることは備えることです。

トイレが使えないときどうします?地震であろうと、水害であろうと、多くの水洗トイレが使えなくなるということは、これまで何度も書いてきました。
では、水洗トイレが使えなくなると何が困るのでしょうか?
もしも、何も備えがなければ、選

もっとみる
なぜ、ロンドンの公衆トイレは閉鎖されるのか

なぜ、ロンドンの公衆トイレは閉鎖されるのか

2019年5月24日、BBC NEWSJAPANに、公衆トイレの便器数について触れている記事がありました。その内容によるとイギリスの王立公衆衛生協会は、公衆トイレの便器数に関して、男女比1:2が適切という報告書を発表しました。
女性のトイレの待ち時間は、男性に比べて長いことから、何とかすべき!という提案ですね。

ごもっともです。便器数は大きな課題です。
以前に「オフィスの便器の数はどう決めるのか

もっとみる
うんちをするための7つのアクション

うんちをするための7つのアクション

「うんちをする」って、あまりにも日常的で、当たり前のことなので、
どのような手順と行為で、このミッションを達成しているかなんて考えたこともないですよね。悩まず、苦にせず、スムーズにできることは、実はとても幸せなことです。
これからは人生100年の時代です。トイレは、いくつになっても自分ひとりで行きたいと誰もが思うはず。トイレで上手く排泄できなくなってしまうと、日常生活全般に大きく影響しますからね。

もっとみる
北海道胆振東部地震 マンションでのトイレ事情

北海道胆振東部地震 マンションでのトイレ事情

みなさん、2018年の世相を表す漢字を覚えていますか?
昨年は、大阪北部地震、西日本豪雨、そして北海道胆振東部地震など、たくさんの自然災害があったことから、世相を表す漢字は「災」でした。

地震や風水害など、日本では自然災害がいつ起こるか分かりませんし、どこの地域で起きても不思議ではありません。わが街は自然災害がめったに起きないんだよね、なんて悠長なことを言っていられる時代ではなくなりました。

もっとみる
トイレットペーパー、1回あたり何メートル使う?

トイレットペーパー、1回あたり何メートル使う?



トイレットペーパーについては、これまでに以下のテーマで4回にわたって書きました。まだ読んでいない方、ぜひチェックしてみてくださいね。

テーマ1「もう間違えない!トイレットペーパーの表裏の見分け方」
テーマ2「トイレットペーパーは、実は水に溶けてはいなかった」
テーマ3「トイレットペーパーの未来はHF値が握っている?」
テーマ4「トイレットペーパーの新潮流 8ロールパッケージの需要が高まる理

もっとみる