小説 汝、星の如く 

凪良ゆう著

「流浪の月」がとても刺さり、そこから凪良ゆうさんのファンになった。
今回の作品は個人的に「流浪の月」を超えた。

まず文章がすごく綺麗。鮮やかと違う、少し寂しくなるような、けれども美しいような表現が多い。読んでいて感じた感傷は、黄昏時に感じるようなものだった。書かれた内容も影響しているかもしれないが、本当に綺麗な文章を書いてくれる。

生きることは、選ぶこと。

流浪の月の時もそうだったが、自分の人生を生きること、生きようとすることの大切さや難しさ、私はここにいていいし、生きていていいんだと訴えてくれてるよう。
世間一般で言う普通、正しさとは違うかもしれない。
それでも人は自分の人生を生きるべきだし、自分が選んだ場所なら頑張れるはずだ。
そんなふうに語りかけてくれる作品でした。

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