美術館をハシゴしてみた(福田美術館・嵯峨嵐山文華館の「ゼロからわかる江戸絵画」展)
ハロー、u子です。
1月に、念願の美術館ハシゴをしました。その記録です。
「ゼロからわかる江戸絵画」ということで、安心してゼロの状態で行ってきました。
チラシに載っていた長沢芦雪のワンコの可愛さに負けましたね。たったそれだけで行く理由にはなる。
京都駅での用事ついでに嵐山まで足を延ばしたのですが、思っていたより遠かったです。近そうでまだ遠いか嵐山。
福田美術館と嵯峨嵐山文華館、どちらも初めてでした。
観光地から近いのに静かで、落ち着いた空気感。来場者も、生活が整っていそうな落ち着いた方が多かったです。背筋ピーン。
私のいちおし江戸ワンコがいまして、ぜひ見てください。
中村芳中の作品「花鳥人物扇面貼交屏風」。
「カチョウジンブツズセンメンハリマゼビョウブ」と読むそうな。
こんな愛されまん丸きゃわワンコを目にしたら、読み方なんてどうでもよくなりますね。
今回、あのモネやゴッホが、北斎に影響を受けていると知りました。さらに、クラシック音楽のドビュッシーも北斎の絵からインスピレーションを受けて曲を作ったと言われているそうです。
私が受けたインスピレーションは、北斎が描くヒラメが美味しそうで「美味しいヒラメをお刺身で食べてぇ~」でした。(わざわざメモしてた)
かの有名な、歌川広重の東海道五十三次(石薬師~京師)も見れて嬉しかったです。
後期の展示が関西寄りだったこともあり、イメージがつきやすくて親近感が沸きました。
こんなにたくさん歩いたんだなぁ……と思いを馳せながら、お茶屋さんの絵を凝視していたらお腹が減りました。食いしん坊万歳。
そして、2周してしまった品川亮の現代アート。
同じ時代を生きる人の作品、その経年による変化を見られたのが面白かったです。
もともとの作品が美しくて魅力的なんですが、近年になるにつれて抽象度が高くなっていました。
何様だよって話ですが、どんどん「アートになっていっている」と感じましたね。
この絵は何を表現しているんだろう、どうして私は嬉しい気持ちになったのだろう、とか考えちゃいました。問いをいただけて、楽しかったです。
この方、GUERLAINとコラボされているんですね。
めちゃくちゃ素敵なリップケース!まんまと欲しくなってしまいました。
こういう出会いは大切にしたいですね。どうせなら京都でゲットしたい所存。
今後は、現代アートにも興味を持ちそうです。
好きが増えて嬉しかった、美術館ハシゴ旅でした。
おしまい。