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映画「重力ピエロ」感想

「楽しく生きていければ
 地球の重力なんて消えてしまうんだよ」

この映画は、
人生のいろんな苦難にも乗り越えていく
最強の家族のお話です。

伊坂幸太郎の小説「重力ピエロ」は未読ですが、
セリフひとつひとつが
文学的で面白い言い回しがあり
とても面白い作品でした!

上映時間:119分
制作国: 日本
公開日: 2009年5月23日
ジャンル:ドラマ・青春・ミステリー

あらすじ・解説

遺伝子を研究する泉水(加瀬亮)と芸術的な才能を持つ春(岡田将生)は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では、謎の連続放火事件が発生していた。泉水と春は事件に深く踏み込み、家族を巻き込みながら次第に家族の過去にも近づいていくのだが……。

解説: 作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説である、傑作ミステリーの映画化作品。数々の伏線を基に、一つに絡み合ったすべての謎が解けたとき、過去から今へとつながる家族の真実が明らかにされる。物語の核となる兄弟役に挑むのは、『それでもボクはやってない』の加瀬亮と『天然コケッコー』の岡田将生。主人公の両親にふんするのは、小日向文世と鈴木京香。監督デビュー作『Laundry ランドリー』で高い評価を得た、森淳一の演出手腕にも注目したい。

引用:シネマトゥデイ

みどころ・ポイントについて


キャスティングが最高!

小説が原作となるため、
作品の世界観づくりとして配役がめっちゃよかったです。
みなさん当たり前ですが演技力がすごい。
※下記は個人的に特によかったキャラとなります。

★「頼りない癒し系お兄さん役」加瀬亮さん
どことなく頼りないお兄さん役でしたがハマっていました!
弟に引目を感じつつも、頑張ってお兄さんに徹している感じが
とても味がありよかったです。

★「天才肌の弟さん役」岡田将生さん
つかみどころのない弟さん役で、
天才肌な行動や思考を持ち合わせたキャラを魅力的に表現!
岡田さんって文学的なセリフまわしが
とても似合いますね!

「穏やかだが芯を持ったお父さん役」小日向文世さん
普段は穏やかでひょうひょうとした
どこにでもいそうなお父さんだが、
いざとなったら誰よりも頼りになる芯を持った
魅力的な役を演じれた小日向さん。


血は水よりも濃いのか?

血は水よりも濃いっという「ことわざ」があります。

血の繋がった血縁者同士の絆は、
どれほど深い他人との関係よりも深く強いものである。

引用:wikipedia

この作品を観て、
そうとも限らないよね?っと思いました。

あまり細かくいうとネタバレになるので省きますが、
この作品はたとえ血が繋がっていなくても
深く強い絆があるということを示す内容となっています。

パッケージやタイトルから、
ミステリーがメインのお話かな?っと思いますが、
この作品は「絆」を中心とした話なので、
めっちゃ感動します!


小説の世界観が伝わる作品!

もともと小説を映画化しているんだから
当たり前じゃんっと思いますが、
この作品は、映画を観ながら
小説を読んでるような感覚
になります!

冒頭のシーン、
「春が2階から落ちてきた」っという
唐突な比喩なのか何なのか?
不思議なナレーションと展開に
独特な世界観に惹き込まれます!

また、
岡田くん役の芸術的な思考のキャラのセリフまわしなど、
人によっては鼻につくかもしれませんが、
自分的にはフツーの映画にない
小説ならではの言葉の表現が
とても面白かったです!


以上となります。
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では、また次回!

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