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サンドイッチに最高の相棒(バディ)、ピクルス

どーも。都内一流ホテルで16年勤務した、フリーシェフ、僕です。
今回3174字でした!
レシピ制作のポリシーを作りました。
もし気に入ってもらえたらご覧になってくださいね。


今回はピクルスです。

サンドイッチのお供にも、付け合わせでも、タルタルソースの中身にも、ちょっと一品酢の物でも、カレーの薬味にも、一部肉でも魚でもソースの中に入れても!
とっても美味しいピクルスです。
今回は主催、主材料ではありませんが、冷蔵庫に常備してもいいくらいの料理です。そんなに難しいものではないので是非モノにしてくださいね。


THE)材料

〇蕪 3個
〇赤パプリカ 2個
〇きゅうり 3本
〇セロリ 2本
☆下処理すればほとんどの野菜でピクルスが出来ますよ!
(後述)

〇ブーケガルニ(お茶パック2個に分ける)
ニンニク 2片
ローリエ 2枚
パセリ茎 2本
長ネギ 5㎝
☆レシピ外ですが、
鷹の爪1本、生ショウガ2スライス、ホワイトペッパーホール3粒
この辺り加えてもいいですね。この辺は
完全に好みです。ちょっとスパイスのパウダーを加えても
いと思います。
ただ、最初だけはシンプルなブーケガルニにしましょう。


あっぶねー。ブーケガルニの話を忘れていました。
必ずしも同じ香草類を使うわけではありません。
『今回のブーケガルニは』この内容で行きましょう、とします。

調味料)=マリネ液

〇水 1200cc
〇酢 500cc
〇砂糖 200g
〇塩 小匙1杯
〇胡椒 小匙半分
〇ドライディル 大匙2 

工程)

ボイルするお湯を沸かして塩(分量外)を入れておく、材料のカット、キュウリは天地落として半分くらいで洗う、セロリは皮剥いてキュウリと同じくらいの長さ、パプリカはタネ取って筋抜いて1個を6等分ほどにする(茎の周りは茎だけ抜いて使う)、株は葉を取って水洗い、皮剥いて面取りしてさらに流水20分、葉の周りに泥がついているのが理由です、野菜を固い方から入れて(セロリ→蕪→パプリカ→キュウリ)ちょっとだけ茹でるイメージ、お湯から出してしっかり水に落として冷ます、マリネ液材料全部混ぜて沸かす、沸く直前で再度砂糖を液体に混ぜないと固まる、マリネ液を野菜につけて蓋をせずに冷めるまで放置、完全に冷めたら冷蔵庫へ、食べるときにカットして食べる。完成。


では行きましょう。

まずは勝手にリンク。

野菜の下処理って企業様のを見て貰えばいいじゃーん、
…ってわけにもいかないのです。
だってセロリの皮剥くとか、株の砂抜くとか書いてないし。
今回リンクを貼ったのは見てくださる方々に対しての参考までに、です。
世の中にはググれば書いてあることがたくさんありますけど、
書いていないこともたくさんあるんです。
それが知識と経験です(決まった…!!)
ピクルスの野菜下処理する前に今回の下処理の目的です。
野菜に傷をつける(もしくは茹でる)ことによって、そこから
マリネ液が浸透し、味になり、美味しいピクルスになるのです。
一個づつ行きましょうか。
ピクルスの野菜は長めに作って基本的に食べるときにカットします。
じゃないと断面が変色しちゃうんです…。

まずはセロリ。
このように皮をむきます。
節の部分は多少残っても結構です。
この皮は食べたときに最後まで残ってしまうので
食感が悪いのです。
これを仕上げるタッパーの大きさに応じた長さにします。
キュウリは一度洗って天地落として半分くらい、
パプリカはタネ取ってから1個を1/4くらいの大きさにカット。
ここで大きさを決める必要はないですよ。
蕪です。一度洗って、皮をむき、半分にしました。
この大きさなら半分を1/3、つまり1個を6等分
…なんですけど、3割にカットするのは難しいので
半分を半分それを半分、つまり1個を8等分でも構いません。
蕪のサイズにもよりますけど、
蕪に関しては最後までこの大きさです。
『口に入る大きさ』
でカットしてください。
その後、面取りして流水で20分ほどさらしてください。

↑勝手にリンク。ハウス食品様。
面取りすることによって形が崩れませんし、仕上がりが美しくなります。
ただし。
今回の場合は煮汁で煮続ける煮物ではないので不要という話もあります。
さらに、角を取ることによって、可食部が減るという話も…!
僕はピクルスでも面取りします。この場合は形の美しさが理由です。
よって、今回面取りはやってもいいしやらなくてもいいですよ。

今回のブーケガルニです。
この総量の分量ですとタッパー2個になるので
ブーケガルニ2パック用意しました。
タッパーに入れたままにするイメージです。
写真の材料を2パックに分けてください。
導入部で申し上げた鷹の爪その他を加えるのでしたらここで
ブーケガルニに入れてください。
カットした野菜たちです。
パプリカは違うカットにしました。
これを『ちょっとだけ茹でる』つもりでやってください。
茹ですぎると意味がないんです…。
食感もある程度残さないといけないのがピクルスです。
では茹でましょう。
沸いたお湯にセロリを入れて1分ほどで次の野菜を入れます。
蕪入れて1分で
キュウリとパプリカ。
こんな感じ。
野菜は冷たいのでお湯の温度が一気に下がります。
やりずらそうなら2種位づつでゆでてみてください。
キュウリまで入りました。
沸いたらお湯から出してください。
今回の野菜では蕪が一番柔らかくなりやすいので
蕪に合わせるのも手です。
すぐにお湯から冷たい水か氷水に落として
冷まします。
冷めたらタッパーに入れてください。
では、ピクルスのマリネ液を分量通り混ぜます。
水、酢、砂糖、塩、胡椒、ドライディル。
と、ブーケガルニ。
完全に沸いて砂糖が混ざったら完成。
熱いまま野菜の入ったタッパーに注いで
キッチンペーパーで蓋をして粗熱が冷めるまで蓋をしません。

↑勝手にリンク。エスビー様のHPより。
こんな感じですが、スーパーで手に入れられない可能性はあります。
省略してもいいのですが、使った方が素晴らしい香りになります。
僕は別用途でも使うので100gパックのディルを使っています。

写真使いまわしイェー。
食材って、温度が変化するときに味が染み込みます。
冷たい野菜に熱い野菜が入ることによって、
味が染み込んでいきます。
状況によっては、熱い野菜に冷たいマリネ液という方法もあります。
これはピクルスだけではありません。
一晩経ったら清潔な菜箸で取って食べてみましょう。
盛ってみました。
これは一晩経った状態です。
1週間くらい経つとまた味わいが変わります。
ただ、1月くらいで食べきりましょう。


☆おまけ)

〇ディルはドライディル使いましたけど、フレッシュディルを使ってもいいですね。ただ、フレッシュディルを扱っているスーパーがあまりないと思います。よってドライをお勧めします。

↑勝手にリンク。
ディルです。こんなのがスーパーにあったりなかったり。
フレッシュディルの香りは素晴らしいので、
機会があれば手に取ってみてください。
ビネガーやクリーム系のソースへの相性が抜群です。
しかし、使いやすいのはドライディルです。

〇ほかの野菜ですが、カリフラワー、キャベツ、ヤングコーン、
マッシュルーム、エリンギ、ペコロス、芽キャベツ、
豆類、人参、イモ類、鶏卵(ゆで卵)…、
などなど。何でもできます。必要な硬さまで茹でて冷ましてマリネ液に入れるのは同じです。
冷たいサラダではちょっと固いかなくらいまで茹でのが目安です。
緑色の野菜に関しては色が落ちますが、
試してみた結果、どれやっても美味しくできました。
是非挑戦してみてくださいね!

〇別にこの分量の半分とか4分の1、キュウリだけでとかでも
美味しくできます。作ったはいいけど食べない…!
とかであれば野菜1種類だけで作ってみましょう。


読んでくださってありがとうございました。

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