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【読了】 #14 『成瀬は信じた道をいく』

『成瀬は信じた道をいく』

著:宮島 未奈


2024年「本屋大賞」に、デビュー小説、『成瀬は天下を取りにいく』が選ばれて1年弱、2025年「本屋大賞」候補にノミネートされた続編『成瀬は信じた道をいく』もとにかく面白かった。

良くも悪くも、基本的な感想は前作同様。

成瀬の我が道を行くキャラが爽快。とにかく爽快。
強い信念を持って我が道を行くのに、ジャンプのような熱血漢ではなく、飄々としているところがまたたまらない。

中学生から高校生になり大学生へと成長する中でパワーアップした成瀬を楽しむことができた。彼女にしかない価値観、行動力ありきの発想、親友(島崎)の安心感、さまざまな観点からこの物語は展開されていく。

僕は成瀬の友達になって"振り回されたい"なんて思ってしまう。

あと、成瀬パパの話が好き。
娘あかりの成長に対して「思ってたんとちゃう」「すごすぎてわけがわからない」という親目線の感想が面白い。

そんな思いもよそに京大合格、観光大使、紅白出場とまた願いを叶えていく成瀬。

前作では「成瀬って面白いな」という感想がメインだったが、今作は「島崎って羨ましいな」が強まった。なんてったって"あの"成瀬の親友なんだから。もちろんパパ含め、家族も羨ましい。

前作の表紙は「西武ライオンズのユニ」に惹かれ、今作は「びわ湖大津観光大使」に惹かれた。

前作を読んでいたことで、「まあ成瀬なら観光大使くらい就任するか〜」と妙に納得できたことが個人的に嬉しかった。

舞台が知らない(詳しくない)土地なのもいい。
作者の宮島先生の故郷ということもあり、話に入り込める。
初めて聖地巡礼したいなとか思ってしまった。

僕もこんなセリフを言ってみたいな。

「いかにもわたしが成瀬あかりだ」

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